「人間関係に疲れた」「小さな子供がいて外に働きに出られない」「家族の介護などで自由な働き方が必要」色々な事情で働きに出られない人たちがいます。
コロナ渦で仕事の選択肢の一つとなった「在宅ワーク」。家で自分だけで作業できるのは魅力的ですよね。
でも、特別な道具が必要な仕事や特別なスキルが必要な技術的業務といったイメージを持つ人は少なくありません。
実は会社のテレワーク利用が進んだことで、誰でも始められる在宅の仕事が身近なものになってきているんです。
そこで今回は、在宅ワークの特徴や職種や選び方・手順、おすすめの会社4選を紹介します!
在宅ワークの特徴とは?

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在宅ワークは、テレワークに分類される自宅で行う業務のことです。
すでに会社に勤めている方は自宅での仕事を「テレワーク」、主業で副業や主婦ワークをする方は「在宅ワーク」と呼んでいます。明確な区分があるわけではなく、「在宅ワーク」では会社業務とは独立している点を強調する意味合いです。
「在宅」とあるように、仕事場所は自宅の中が基本となります。取材を含めた外出込みの在宅ワークも中にはあり、必ずしも自宅内で完結するものだけを「在宅ワーク」と呼ぶわけではありません。
しかし、オフィスへの出勤や通勤業務がないため負担が少なく、自宅を拠点とした仕事といえます。そして、多くの在宅ワークでは、業務時間が決まっておらず、自分の裁量で休日や作業時間を決めることができます!
在宅ワークに必要なもの
在宅ワークでは受ける仕事によって、必要なものは大きく変わってきます。例えば、簡単なタスクやライティングであればパソコンが基本です。
音声・ビデオ会議を前提に仕事をする場合、ヘッドセットや静かな個室も必要となります。また、造花や組み立て、発送作業のように物理的に物を置く広いスペースが自宅に必要な場合もあります。
逆に、クライアントから費用をかけて何かものが必要と言われた場合は注意が必要です。SNSなどでは副業詐欺のケースが増えており、高価な機器・ソフトや高額マニュアルの購入などを押し付けられる被害が一部で報告されています。
Threads(スレッズ)やX(旧ツイッター)などで「簡単に稼げる!」や「初心者でも安心!」なんてうたっていても、実際は詐欺や犯罪に巻き込まれることもあるので、信頼のおける企業であることが何より大事だと思います。
未経験やスキルが無くてもできる在宅ワークの職種4選

在宅ワークの特徴を踏まえて、今度は未経験やスキルが無くてもできる代表的な在宅ワークを紹介します!
1. 簡単なタスク(データ入力・文字起こし、アンケートモニター)
1つ目は、短時間で作業できる簡単なタスク業務です。例えば、データ入力は指定された内容を表やフォームに入力する作業です。
「データ入力」(タイピング)のジャンルに分類される簡単なタスクで知られます。他にも、レシートや画像データを見て文字に起こすだけの文字起こしや登録作業もあります。
アンケートモニターは、同じく簡単なタスクの1つで、商品やサービスに関する質問に回答して報酬を得る作業です。
いずれもパソコンやスマホで、作業が完結します。初めての方でも在宅ワークとして取り組みやすくなっています。
2. ライティング
2つ目は、ライティング業務です。一般的には「ライター」と呼ばれる職業で、在宅ワークの場合は「在宅ライター」と呼ばれます。
未経験やスキルが無くてもできる事務作業の代表的な仕事です。仕事内容は、指定されたテーマに沿って文章を作成する作業です。
例えば、ECサイト向けの商品紹介文・説明文の作成、ビジネスワーカー向けのブログ記事の作成などが挙げられます。
キュレーションサイトの比較記事を書かせる案件もいまだに多く、インターネット上の情報を調べて文章にまとめるなど、初心者でも作業しやすいでしょう。
3. 軽作業
3つ目は、自宅でもできる肉体労働の「軽作業」です。例えば、自宅で商品の梱包やラベルを貼る仕事があります。
他にも造花や組み立てなど、以前から在宅ワークとして知られていた仕事もあり、オークション代行、荷物の再配達対応などもこの軽作業に該当します。
ネットで在宅ワークの軽作業を探す場合、出てくるのがこのオークション代行です。軽作業は自宅の作業スペースと器用ささえあればパソコンやスマホの操作に疎い方でも業務が可能です。
4. 在宅コールセンター
在宅コールセンターでは、自宅で電話やチャットを通じて顧客の対応を行う業務です。
具体的には、商品の使用方法に関する問い合わせの受付、受注業務となる予約の手続きなどが代表的なものとなります。
業務専用のツールを利用する場合もありますが、事前に研修があることが多いでしょう。
そのため、スキルは必要ありませんが、最低限の知識や経験を埋めるために、初回研修を受ける手間がかかることです。業務はマニュアルに沿って対応するため、未経験でもスキルがなくても、仕事を進めることができます。
在宅ワークを選ぶときに大切な3つのこと

在宅ワークを始める際には、自分の希望に合った職種や業務内容、収入のものを見極めることが大切です。そこで以下の項目を確認しましょう。
1. 自己分析結果を考慮する
在宅ワークを選ぶ際には、自分の得意・苦手なことを把握しておくことです。
例えば、文章を書くのが得意であれば「ライティング」、細かい作業に集中できる場合はデータ入力などの「簡単なタスク」や「軽作業」が向いています。
2. 自分の置かれた状況を踏まえる
家庭の事情や作業時間の融通も、在宅ワークを選ぶ上で無視できない項目の1つです。例えば、小さな子どもがいる場合や、介護の必要がある家庭では、急な中断や短時間の作業に対応できる仕事が適しています。
不規則で作業の時間を長く取れなくてもできる「簡単なタスク」や「軽作業」、「ライティング」などが向いています。一定時間を確保できる場合、状況によっては在宅コールセンターも可能でしょう。
3. 希望の収入に達するか見極める
在宅ワークを選ぶ際には、希望する収入と業務内容が見合っているかを確認することが欠かせません。
報酬の単価が低い仕事では、長時間作業をしても思うように収入が得られないことがあるからです。特に、「簡単なタスク」のように未経験やスキルが無い人向けの業務は報酬が低い水準になりがちです。
本来は、「在宅でないと家庭の都合上、どうしてもダメ」という人でない限り、最低賃金の決まっている日雇いバイトやスキマバイトをしたほうが稼げるからです。
在宅ワークをすべきか、するならどの在宅ワークを選ぶのか、収入を踏まえて決めましょう。
在宅ワークを始めて報酬を受け取るまでの手順

在宅ワークを始める際は、以下の手順で進めます。
(1)在宅ワークの会社・サービスに登録
(2)案件を探す(仕事内容や条件を確認する)
(3)案件を出すクライアントや登録会社に申し込む
(4)仕事を開始する
(5)成果物の納品
(6)報酬の受取・出金
基本的な流れとしては、最初に希望の在宅ワーク会社に登録します。そこで、サイトやサービスの案内や規則を確認しましょう。
そのサービス内で案件を選び、仕事を進めて納品します。その成果物の見返りとして、報酬を受け取るのです。
在宅ワークでおすすめな会社4選
ここでは、在宅ワークをするのにおすすめな4つの会社を紹介します。
1. クラウドワークス

クラウドワークスは、ライティングやデータ入力、WEBサイト制作など、多くの在宅ワーク案件が掲載されているサービスです。
上述の通り、未経験やスキルが無くてもできる在宅ワークも登録されています。タスクとプロジェクトに分かれており、簡単なタスク作業を希望する人にも対応可能です。
プロジェクト案件であえて未経験者向けの案件をクライアントが出しているケースもあり、未経験者でも仕事を受けるチャンスのある大手のサービスです。
ポイント制ではないため、円換算での報酬額と出金額がはっきりしています。
2. シゴトin

シゴトinは、アルバイトや派遣を基本としつつも、在宅ワークの案件もあるお仕事紹介サービスです。在宅ワークでは、データ入力や試験品モニター、在宅コールセンターなどです。
また、数は少ないですが、在宅ワークとしては珍しい「ライバー」の仕事を事務所経由で紹介しています。
ライバーとは、ライブ配信を在宅で自由にできる配信者のことで、これを仕事感覚でする在宅ワークのことです。「在宅も可」というだけで完全な在宅ワークには分類されませんが、時給制と成果報酬の組み合わさった実質的な在宅ワークの一種です。
クラウドワークスのように、すぐに仕事の開始できる案件はほとんどありません。ですが、クライアントの会社がはっきりしている分、初めての人には安心して仕事を受けやすいメリットがあります。
ただし、在宅か現地勤務かは、案件ごとに個別の確認が必要です。
3. コールシェア
コールシェアは、自宅からのコールセンター業務に特化したサービスです。サービス6年目ですでに3万人もの登録者がいます。専用のシステムを使用して、顧客対応や商品案内などの業務を担当します。
シフト制はありますが時間は自由に選べて、報酬も明確です。そのため、コールセンターの個人クライアント依頼を受けるよりも、初めての方が安心してコールセンター業務を受注できます。
在宅業務で仕事はしたいが、低単価では厳しく、ある程度の報酬は必要でスキルも経験もないという場合にコールシェアがおすすめです。
4. ママの求人キャリア
ママの求人キャリアは、子育て中の方や家庭との両立を希望する方に向けた求人サービスです。アルバイトや転職情報の中で、業務委託関連の在宅ワーク向けに特化した求人も載せています。
このサービスでは、子どもの都合に合わせて作業時間を調整できます。ヒアリングやカウンセリングのサポート体制がある点も大きな特徴です。
ただし、在宅ワーク以外に応募する場合は、求人ごとに子育て向けの応募条件が異なるため、利用する場合は気をつけましょう。
まとめ
今回は、スキルが無くても始められる在宅ワークについて紹介しました。
在宅ワークには、簡単なタスクやライティング、コールセンターなどの分類があり、このジャンル・職種ごとに案件を探すのが基本です。
自分にあった取り組みやすい在宅ワークを探して、希望の収入に達するかシミュレーションすることをおすすめします。
また、これらの在宅ワークを探せるサービスから仕事を始めるのが安全で効率的です。この記事で紹介した会社が参考になれば幸いです。