3人の子持ちママ(IT在宅勤務)のマルコです!ブログに来てもらってありがとうございます!
少しだけ筆者のことをご紹介。
私は新卒採用された会社(東証一部上場)で3年カスタマーサポートと外回り営業を経験した後、
退職してワーキングホリデービザ(通称ワーホリ)とスチューデントビザ(学生ビザ)により2009年から3年弱オーストラリア留学しました。
会社を辞めてワーホリに行くときにみんなに心配されたのが
「キャリアが途切れるけど平気なの?」「帰ってきて仕事はあるの?」ということ。
今回は留学(特にワーホリ)がキャリア的にどうなのかについて、ブログでご紹介したいと思います!
ワーキングホリデーとは?
ワーキングホリデーは日本と協定を結んでいる国で、休暇目的で滞在しながら決められた範囲内で働くことができる制度です。語学学校に通うこともできて、異文化交流を促進することを目的としていまるそうです。
現在オーストラリアやニュージーランド、カナダ、韓国、台湾、ヨーロッパの国々含め様々な国にワーキングホリデーに行くことができます。
国によってはビザを取るのが手間だったり、抽選だったりしたため私は「英語が使える」「比較的簡単にビザが取れる」「現地で働きやすい」と思ったオーストラリアを選びました!
どんな人がワーキングホリデーができるの?

現在オーストラリアでワーキングホリデーができるのは以下の条件の人です(2025年時点)
- 年齢:18歳以上30歳以下(日本国籍者の場合。国によっては35歳までOK)
- パスポート:有効な日本国パスポートを持っていること
- 扶養家族同伴不可:子どもなど扶養家族を同行させることはできません
- 十分な資金:生活費や帰国費用として、5,000豪ドル以上の資金証明が必要(通帳のコピーなど)
ちなみに30歳でビザを取って来豪したワーホリの人達は、年齢がギリギリなので「ギリホリ」なんて呼ばれていました。夫婦やカップルでワーホリをする人もいましたよ!
ちなみにオーストラリアでは原則として最長で1年ワーキングホリデーすることができますが、所定の条件を満たすと、2年または3年へ滞在期間を延長できます(2025年現在)
オーストラリアのワーキングホリデービザ取得に必要なもの
以下のものがあれば、オーストラリアのワーホリビザは早ければ通常1~2週間で取れます!
- 有効なパスポート
- クレジットカード(ビザ申請料の支払いに使います)
- オーストラリア国内での滞在先(ホテル、ゲストハウス、Airbnbなど。仮でもOK)
- メールアドレス
- 英語での簡単な質問に答える必要あり(健康状態・犯罪歴など)
オーストラリアのワーキングホリデービザの申請の仕方
ビザの申請はなんとオンラインです。
だから英語さえ分かればどこからでも申請できるので、頑張れば全部自分で完結できます!
私の時はその日中くらいで取れましたが、今は通常1~2週間、状況によっては3ヶ月以上かかる場合があるそうなので、渡航ギリギリにならないように気をつけてください。
ビザ申請(申請するビザ):サブクラス417(Working Holiday Visa)
- 申請料金:約635豪ドル(約6~7万円)
- オーストラリア移民局の公式サイトから オンラインで申請 します。
- 許可されると「Visa Grant Notice(ビザ許可通知)」が届きます。
留学エージェントはワーキングホリデーに必要なの?
「英語が分かればワーホリビザは自分で申請できるので、エージェントなんて頼らなくてもOK」という話もよく聞きます。ちなみに当時の私は趣味の英会話に週一で通っていたので、簡単な読み書き日常会話はできました。
ですが周りに留学経験者もワーホリ経験者もいなかったので、留学エージェント何社かに資料請求や話を聞きに行きました。
筆者がワーホリに使った留学エージェント
たくさんある留学エージェントの中で、私が選んだのはウインテック留学センターとワールドアベニュー。
他社に比べてこの二社が丁寧でいて、宣伝くさくない、しっかりしたメールをくれたエージェントです。
留学エージェントは会社によって、手数料が大きく異なります。
某有名留学エージェントを使ってきたワーホリ友達は、私と同じような内容で何十万円も高く手数料を支払っていました。絶対複数社見積もりを取ることをおススメします!
それぞれ特徴がありますが、ウインテック留学センターは大手らしく提携先もしっかりしていて、手厚い印象がありました。おかげで基礎知識と大体の道筋が理解できました。
規模は小さいですが、想定以上に細かい情報をくれたのがワールドアベニュー。
ここの担当者に言われたのが「ワーホリは失敗するとキャリアが断絶する」ということ。英語力がちょっと上がったくらいじゃ、戻ってきた時に転職活動で「ブランク」として嫌われるということです。
ワーホリ留学で英語力は上がる?キャリアアップできるの?
「留学して英語がペラペラになればキャリアアップやキャリアチェンジもできるのでは?」という目論見でいた私ですが、多くの人はワーキングホリデーに行っただけでは「仕事期間のブランクができる」だけで、その人の魅力やスキルアップになるわけではないそうです。
ちなみに私の夫(マチャド先輩ではありません)もアメリカ留学経験者ですが、帰国後に転職エージェントに言われたのがこの言葉。
「いるんですよね、留学して箔をつけて帰ったつもりで、全然仕事できない人って。
僕の周りでもいるんですよ。高学歴なのに全然仕事できない人」
(10数年前の話ですが、随分辛辣ですよね💦)
つまり「ワーホリ留学=英語力UP≠キャリアアップ」なんです。
ワーホリに限ったことではないですが、目的やある程度の道筋無しにスキルアップやキャリアアップすることはできません。
ワーホリ生活を断念する人たち
実際の話なんですが、残念ながらワーホリ中に出会った友人たちの中には、
1年経たずにワーホリを中止し帰国してしまう人が何人もいました。「思ったのと違った」「全然英語力が上がらない」「ここで過ごしてても時間を浪費するだけな気がしてきた」そんな言葉を口にしながら。。。
外国に行って生活するだけでは、英語力もスキルも磨かれません。
ましてや現在はChat GPTのある世の中。世界中の言語をスマホひとつで同時通訳すらしてもらえるんです。
当時の私も帰国後にはもちろん日本で転職活動をする予定でした。そこで私がエージェントさんと話して決めたのが。。。
ホテル業界にキャリアチェンジするためのワーホリ留学でした。
留学エージェントを通してホテルインターンシップ契約

留学手続きに加えて、あらかじめオーストラリアの大手ホテルでインターンシップをすることを盛り込んだ契約です。
こうすることでオーストラリアでの就業確約&帰国後のキャリアチェンジの下準備をしました。
自分一人でワーホリの準備をすることはできますが、エージェントを使う事の意義はここ!
自分では考え付かないアイディアや伝手を使って、より確実にワーホリを成功させられます。
私はこうしてホテル業界にキャリアチェンジする下地を作って留学することができました!
四つ星リゾートホテルでのインターンシップ体験

オーストラリア到着の最初の半年はシドニーの語学学校に通い、そこからいよいよホテルインターンシップへ。
別のブログでまた細かく書きたいなあと思っておりますが、私が実際に働いたのはBroome Sanctuary resort Cable Beach (現Oaks Cable Beach Resort)という西オーストラリアにある四つ星ホテルです。
そこで半年程、クリーニングスタッフとして働きました。ちなみにホテルの花形ともいえるレセプショニストはネイティブスピーカーしかなれなかったので、アジア圏・ヨーロッパ圏からきたワーキングホリデーの人達はみんなクリーニングスタッフでした。
ネイティブスピーカーの上司、滞在しているお客様、第二言語が英語の同僚たちと話す中で着実に英語力は伸びましたね!仕事中に色々な国の話をお互いにできたのも知見が大いに広がりました。
いつか自分の子供達にもワーキングホリデーはぜひ行かせたいなあと思っております。
ちなみにオーストラリアのホスピタリティ分野(観光業やホテル業など)の給料はとっても高くて、毎月日本の一般の正社員以上に稼げました。
土曜日は通常の日給の1.5倍、日曜祝日はダブルペイといって日給2倍になったりするんです。その後のオーストラリア生活の大きな基盤になりましたよ!
かといって履歴書を持って個人で仕事を申し込みに行っても門前払いされていた可能性が非常に高いので、留学エージェントを通してこのホテルに就職できたのは私にとって大成功でした。
オーストラリアのワーキングホリデーでは、原則として1つの雇用主の下で最長6ヶ月(フルタイム)働くことができます。(注意:2025年現在では、所定の条件を満たせば同じ雇用主の下でも6カ月以上働けるようになりました)
6ヶ月を超える前に別の雇用先を探す必要があるのでBroome Sanctuary resort Cable Beach ホテルでは6カ月だけ働きました。
オーストラリア滞在の延長+スチューデントビザへの変更
あまりにオーストラリア生活が楽しく1年が一瞬で過ぎ去ってしまったので、もう少し延長することに。
そうなった時にもう一年ワーキングホリデーを伸ばすか(セカンドワーキングホリデー)、ビザを切り替えてスチューデントビザで学校で勉強するか悩みました。
このまま帰国すれば「日本で仕事をしていない期間のブランクが短い」ので転職には有利だと思いましたが、在豪期間を長くする以上、転職活動の際に説明しやすいように「ホテルマネジメント」の資格を取って帰国することにしました。
そこから1年半ほどシドニーのカレッジで勉強し、帰国後に転職エージェントをいくつか使って、都内のホテルのレセプショニストに就職できました。無事キャリアチェンジ成功です!
ワーキングホリデーをキャリアにつなげる方法-おすすめの留学エージェント3選
私自身が自分で留学準備するより、エージェントを使ってワーキングホリデーを有意義なものにできたので、留学エージェントをつかうことを強くおススメします。
その際は必ず数社見積もりを取った方がいいです。先にも記載しましたが、同じような内容で数十万円高く手数料を払ってきていたワーキングホリデー友達がいました。
大きな声では言えませんが、とっても有名な留学エージェントです。良質なサービスを適正価格で提案してくれるエージェントを選びましょう。
1. ウインテック留学センター

画像提供元:https://www.wintechjapan.com/
要望に合わせてプランを提案する『オーダーメイド留学』を売りにしているウインテック留学センターは留学エージェントの大手です。2024年には留学の祭典『STスターアワード(ロンドン)』で通算5回目の受賞、殿堂入りしています。
留学エージェントは会社によって契約して準備が完了したら終わりというところも多いのですが、ウインテック留学センターは渡航後のトラブルにもきちんと対応してくれます。
2. ワールドアベニュー

画像提供元:https://www.world-avenue.co.jp
ワールドアベニューは看護師さんやホテル業の有給インターンシップを含めたワーキングホリデーを提案してくれるエージェントです。現地でしっかりお給料をもらえる、しっかりした仕事が用意されているのは行く前から大きな安心に繋がりました。
渡航前には無料英会話レッスンもありました。外国人教師一人と8人くらいのワーホリ準備者が集まり雑談する感じでしたが、英語力は正直あまり上がらないものの、ワーホリに向けて情報共有していけたりして楽しくモチベーションをあげていけます。
3. ネイティブキャンプ留学
CMでみた事もある方がいるかもしれませんが、英語力をしっかりUPさせるサポートが欲しいならネイティブキャンプがおススメ。留学費用が「最低価格保証」& 留学前の英会話が「無料」です。
元々英語力UPを目指すプログラムを提供しているだけあって、そのノウハウは信頼できます。
留学してから英語力が上がるのを待つのでは、よっぽど努力しない限り充実した海外生活を送るのは困難💦
「英語力に自信がないけど、留学してみたい!」という方にはぴったりですね!
ワーキングホリデー脱落者にならないために
ワーホリをしてキャリア断絶してしまった話は、実はよくある話。
2024年にオーストラリアにワーホリに行った知人がいるのですが、同じようにまわりにワーホリを中断して帰国する人たちがいたそうです。
2009年に私がオーストラリアに滞在していた頃より円安が進んでいたり、今はスチューデントビザに切り替えるのにIELTS(アイエルツ。英語運用能力を評価する試験)の点数が必要だったりと状況は変わっています。
「でも頑張って探せば仕事はあるし、英語力も伸びるのに」と2024年にワーホリした知人も、私と同じことを言っていました。そこは年月が経っても変わりませんね。
成功の秘訣は、行き当たりばったりではなく、その後の仕事への道筋を立てて留学すること。そのために留学エージェントはとても役立ちました。
オーストラリア留学は人生を豊かにしてくれますよ!まだ30歳に達していない方にはぜひおススメしたいですね!