「大企業に入ったけど、毎日つまらない…」
「いつからか仕事でワクワクしなくなった。。」
こう思っている方のためにこの記事を書きました。
週5で8時間働いているとすると、1週間で仕事に費やす時間は約45%です。(半分ですね)
20代前半から定年までの間、働くとするとその40年間の約4割もの時間が仕事ということになります。
ということはですよ、「仕事が充実する=人生の大半が充実した時間」という方程式はあながち間違いではないかと。
筆者は、新卒で総合商社(いわゆる大企業)で5年間働き、スタートアップに転職しました。大企業のワークスタイル、「仕事がつまらない」部分は十分経験してきました。
本記事では、「決して大企業をけなしまくるのではなく、”大企業がつまらない”と思う方のために新たなキャリアの選択肢」をご紹介します。
(グチは投稿サイトや他ブログでみてもらって、ここではあくまでも前向きにいきます)
みなさんのキャリアを考えるきっかけになれば嬉しいです。
詳細は後述していますが、新しいキャリアを探す第一歩は転職エージェント探しです。私のイチオシはビズリーチとdodaです。
なぜ大企業はつまらない?
前置きすると、すべての大企業がつまらないと言っている訳ではありませんのでご了承ください。
キラキラ輝いている大企業の社員をいっぱい知っています。ただ、「仕事がつまらない」と感じている覇気の感じられない大企業サラリーマンも多く知っています。
高い倍率を勝ち取って頑張って入社した大企業の多くの人は、なぜ「大企業がつまらない」と思ってしまうのか紐解いていきます。
トップダウン型組織のため新しいことがやりずらい
これは合理的ですよね。軍隊でも政治の世界でもそうですし。もちろん大企業がこの階層的組織を採用しています。
社長→役員→執行役員→事業部長→課長→課長代理→主任→平社員 って感じです。
大企業x階層的組織となった場合、一番困難なのが「自分から新しい事業を創造すること」です。
上図の通り、しっかりと事業部単位で管理者が置かれていてしっかりと事業領域・管理領域が決められています。
新しい事業を興すということは、また新しい集合体をどこかに設置することになります。
その場合、何人もの人に説明して承認をもらう必要があります。普通の人だったら本当にやりたいことあったとしても途方に暮れますよね。。
だから、大企業のほとんどの人が新事業創造の提案をあきらめてしまうのです。(私も挫折しました)
上場企業では事業戦略から外れたことは許されない (イノベーションのジレンマ)
1つ目と似ていますが、上場企業は株主総会で決定した事業方針から外れることは基本的にNGです。
(自分が株主だとしたら、その企業が勝手にバンバン新しいことし始めて失敗して株価暴落なんてしたら、信用しなくなりますよね)
従って、大企業の事業部の重点項目は「堅実に売上・利益を出す」「失敗は許さない」ことです。
だから、大企業が「業界初!」のようなリスクを取った事業を創りづらいのです。
(米国のIT企業はバンバン新しい市場開拓に投資していますが、日本は堅実に稼ぐことに重きを置く風土なのでしょう)
大企業が色々なしがらみによりイノベーションを起こせないことを「イノベーションのジレンマ」と言われます。
大企業はあなたの「市場価値」を曖昧にすることが得意です。(つまらない理由で)
「あなたの市場価値」とは、具体的に言うと今現職から転職して、他の会社がいくらでオファーしてくれるか?いくら稼げるか?ということです。
大企業はその辺を曖昧にすることが得意なので、「大企業の大半の人は転職経験なしの生え抜き人材」が多いのでしょう。
リスクを取る人より、堅実に仕事をこなす人が評価される
大企業では既存の概念を壊して新しいことを始める人より、既存事業で仕事をこなす人が評価されます。
前職の商社で実際にあった話です。
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・先輩Yさんは既存のトレーディング事業の陳腐化を捉え、バイヤーとサプライヤーを繋げるポータルサイトを提案し、事業化を目指していた。ただ、最終的に社内決裁が下りず断念することに。
・先輩Kさんは、上司から受け継いだ既存顧客からの売上を堅実に維持した。
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お察しの通り、社内評価が高ったのは後述した先輩Kさんでした。
上司に好かれるひとが評価される
大企業で勤めている方なら遭遇したことあるかもしれませんが、大企業で評価・出世する人は往々にして「上司に好かれる人」です。
人に好かれることは一つの能力かもしれませんが、その人が外でも再現性があり、市場価値が高いかは疑問が残ります。
上司に好かれるかどうかで役職や年収で天地程の差が出ることもあります。
大企業はあなたに安らぎを与え「転職したい」と思わせません。(安らぎ→退屈に変わる)
これまであなたは何度も「大企業はつまらない」と思ったかもしれません。その度に「転職して新天地に飛び出そう」と思ってきたことでしょう。
ただ、もしいまも同じ会社で働き続けているのであれば、もしかしたら大企業の「ある仕掛け」により安らぎを感じてしまっているかもしれません。
ジョブローテーション・人事異動制度による安らぎ
多くの大企業では、「社員の経験・キャリアを考えた」ジョブローテーションや人事異動制度があります。
確かに希望の部署で新しい環境で新しい仕事によりワクワクするかもしれません。そういう方は大成功です。
ただ、同じ会社にいる限り、あなたの「市場価値」を適切に評価してもらえるかはわかりません。
転職活動をして、自分の市場価値を認識して、働いたことない人からオファーしてもらうのとは訳が違います。
「大企業はつまらない」から脱出して毎日ワクワクする仕事をするのに最短な道は転職かと思います。
「転職は悪」だと洗脳する人が大勢いる
大企業にいる先輩・上司のほとんどは転職経験がないのが現状です。(外資系は別ですが)
現代において転職はキャリアアップの手段として当たり前ですが、まだ「転職するやつは悪」という思想を部下に植え付けようとしてくる人も多くいます。(私の上司もその一人でした)
特に努力していなくても給与はある程度まで自動的に上がる
年功序列の採用により、ある一定の年次までは特に努力していなくても給与は上がってきます。ベンチャー企業や外資ではアウトなレベルの人でも毎年昇給しちゃいます。
びっくりな真実ですが、本人にとっては居心地がたまらなく良いですよね。
実例ですが、前職の先輩で毎日社内カフェでスマホゲームをしている人がいました。その先輩の年収は、毎月60時間残業している私よりはるかに高く、年収1,000万円以上ありました。
アスリートのように「来年結果残せなかったらどうしよう」という心配も不要なので、ついつい大企業に居座ってしまうという仕組みです。
ちなみに前職の商社の一般的な給与形態はこちらの記事で解説していますので興味のある方は是非チェックしてみてください。
今の上司・先輩が「5年後、10年後のあなた」です。
現職の先輩や上司は闘志を燃やして目をキラキラさせながら仕事をしていますか?
それとも同じく「仕事がつまらない」さそうに朝からあくびしながらPC開いていますか?
もし後者の場合、それはあなたの5年後、10年後の姿だと思っておいたほうがいいです。
自分の市場価値に向き合わず、そのためのスキル・経験を磨かづ、「自分が本当に情熱を注げる仕事」を追求しなかった末路が「仕事がつまらない」です。
もし、「仕事がつならない」と思いながら働いている先輩や上司と同じ状況になりたくないのであれば、すぐに行動を起こすべきです。
大企業がつまらないなら →「転職」の一択です。
その行動とは、、、「転職して新天地でワクワクする仕事をする」ことに尽きます。
確かに人事異動をトライしてみるのもアリかと思います。ただし、100%自分がやりたい仕事を出来るという保証はありません。
大企業からのキャリアパスは?
大きく分けて3つあります。
大企業からのキャリアパス
- 別の業種の大企業に転職する
- 同業種のベンチャーに転職する
- 別業種のベンチャーに転職する
「仕事がつまらない」から脱出するポイントは、「今までの業界とは違う別業種に挑戦する」と「今までの組織形態とは違うベンチャーへの転職」です。
ベンチャーへの転職もありかな?も思っている方はこちらの記事でベンチャーに強い転職エージェントを紹介しているので是非チェックしてみてください!
大企業から転職するために一番最適な方法とは?→「転職エージェントの活用」
ここが一番重要です。
誤った方法で転職活動してしまうと「大企業つまらない」と思って転職しても同じことの繰り返しになりかねません。
最も最適な方法は「転職エージェントの活用」です。
プロの転職コンサルタントが無料であなたのキャリアプランを一緒に考えてくれ、希望に合った求人を紹介してくれます。企業へのヒアリング、交渉も全て無料でやってくれます。無料で転職支援してくれる疑うような仕組みです。
私がおすすめする転職エージェントは「ビズリーチ」「doda」と「JACリクルートメント」です。いずれも利用経験ありです。
dodaは職種・業種問わず幅広く提案してくれるので、まずは絞らず探したい人におすすめです。
JACリクルートメントは、外資やグローバル系(言語が使える人)に向いています。
2社ともかなりキャリアコンサルタントの質が高く、バンバン希望に合った求人を紹介してくれます。
あとは、20代や第二新卒での転職なら、DYM転職 と ジョブトラ20s という転職エージェントがおすすめです。20代で未経験で優良求人を紹介してくれます!
大企業脱却したからといって注意が必要…
ここまでで、「中小企業に結構向いてるわ」と思った方も多いのではと思います。
ただ、注意が必要です。中小企業のリスクの一つは「ダメな社長・経営者」に当たる可能性が高い点です。
トップダウンといえば、中小企業の方が多いです。しかも最大の権力者である社長がその組織を作り上げているケースです。
この場合、どうにもなりません。正直、半沢直樹みたいにすぐに自らの組織に立ち向かって正していくことは難しいです。
大企業から中小企業・ベンチャー企業に転職しようとしている方は是非ともこちらの記事をチェックしてから判断してください。そのような社長がいる会社を見抜くヒントになります↓
転職に向けて自分の「市場価値」を高めるには?
上図にある通り、転職希望者の市場価値は「希少性」と「再現性」で計測されます。
「希少性」というのは、他のひとがあまり持っていないスキルや経験です。
希少性は様々なスキル・経験を掛け合わせることにより希少性が増します。例えば、デジタルマーケが出来る人はたくさんいますが、デジタルマーケと会計がわかる人は希少価値が高いです。
また、「再現性」というのは、他の企業でも汎用的かどうかです。 身に付けたスキルや経験が他のフィールドでも発揮できるかどうかです。
(例えば、いくら営業力があったとしても、その理由が社内営業力によるものだったとしたら再現性はゼロですね)
転職活動始めるにあたり、まずはあなたの「希少性」と「再現性」を持っているのかを徹底分析することをおすすめします。
コロナ期でも転職は可能?
結論から申し上げると、「コロナ期でも転職は可能です」。
ただし、コロナ禍を境に、業種・職種によりトレンドがはっきり分かれています。
先日JACリクルートメントのエージェントからコロナ禍での転職市場の変化について聞いてきたので詳しくはこちらをご覧ください。
まとめ:「大企業がつまらない」を脱出する方法はアクションを起こすのみ!
「大企業がつまらない」と思うことは、あなたが「毎日仕事に情熱を注ぎ、ワクワクしながら働きたい」と思っている裏返しだと思います。
そのためにまずは、「仕事を通して自分が最も実現したいことは何か?」「夢中になれる仕事は何か?」を具体化することをおすすめします。
しかし、私も経験ありますが、自分だけだと中々答えが出てこないですよね。。その場合は第三者を返して自分の思考を掘り起こしてもらうことは有効的です。
ポジウィルという「転職コーチング・サービス」です。これは、求人紹介をしてくれる転職エージェントと違って、「キャリアのコーチング」に特化したサービス。いわば“転職キャリアのライザップ”。
マンツーマンでプロのアドバイザーが転職・キャリアに関してコーチングしてくれます。
例えば、
「自分が夢中になれる仕事に就くにはどうすればいいのか?」
「そもそも、転職の軸は?今後のキャリアはどう積み上げていけばいいのか?」
といった、今後10年、20年を左右するキャリアプランをコーチングを通して、設計出来るようになります。
有料(中々高くて33万円程)ですが、今後の10年、20年先のキャリアを左右する濃ゆい学びが得られるので、もしかしたらお得な投資かもしれません。
相談実績が1万人を突破するほど人気サービスなので、一度無料相談して判断してみては?
この記事で少しでも、「新しい挑戦をしたい人」の背中を押せたら幸いです。
【あわせて読みたい】大企業からの転職関連記事
私の転職談も交えて解説しているので、是非あわせてどうぞ!