「30代で心から楽しい仕事に転職したい。」
「30代で転職するのは何となく不安。」
「転職を成功させるために、取り組むことは?」
今、転職をするか迷っていて、このような気持ちを抱えていないでしょうか?
一般的に30代からの転職は厳しいと言われていますので、気持ちは理解できます。
結論をいえば、転職活動に向けた取り組みを継続すれば、転職は十分に可能です。
本記事では以下の内容を扱います。
- 30代の転職事情
- 30代で転職するメリット・デメリット
- 30代で楽しい転職を成功させるために、取り組むべきこと
内容を理解していただければ、30代からの転職活動の現実や転職活動の方向性は確実につかんでいただきます。
ぜひ、参考にしていただければ幸いです。
30代の転職事情は?
ここでは、30代の転職事情を説明していきます。
30代からの転職は決して甘くはありませんが、成功している方も多くいます。
「転職を成功させている人はどれくらいか?」
「なぜ転職をしようと思ったか?」
他の転職希望者の状況を知れば、今本当に自分が転職してもよいのかを、ある程度は見極めることができます。
30代から転職を成功させている人の割合は?
dodaが実施した調査によると、2020年の転職成功者の平均年齢は32歳。
うち、30歳~34歳はおおよそ23%で、35歳~39歳は13%。
(dodaを使用して転職した24万人の転職年齢)
20代の転職成功者も全体の40%程なので、30代前半までであれば割と転職に成功していることが読み取れます。
ただし、30代後半からは少々厳しい印象。
30代で転職を決意したら1日でも早く動いた方がよいでしょう。
30代から転職している理由は?
20代が主に「人間関係」が理由で転職を決意しているのに対し、30代は「会社の将来性」の不安や「給与面」「労働時間・休日」に不満を抱えているケースが多いです。(厚生労働省の調査)
全体的にみると、スキルアップを目的とした転職はそこまで多くはないので、いかに仕事への意欲をアピールできるかも内定を勝ち取るポイントでしょう。
参照 :
30代で楽しい仕事に転職するメリット4選
30代でやりがいがある楽しい仕事に転職できたら、毎日が充実して幸せですよね。
20代と比べて30代からの転職はネガティブな意見も多いです。
しかし、自分のスキルが生かせて、心から仕事が楽しいと思える職場に転職できればメリットはおおいにあります。
ここでは、30代から楽しい仕事に転職するメリット4つに厳選して説明します。
【メリット1】定年までやりがいを持って働ける
楽しくやりがいを持てる仕事への転職なので、多少つらいことがあっても挫折せずに働けるでしょう。
やりたくもない仕事で、定年まで嫌々働くのは何となく息苦しいですよね。
楽しめる仕事であれば、毎日が新鮮で出勤するもの苦に感じないでしょう。
30代でやりがいを持って仕事に取り組めば、その経験は40代・50代で確実にいかせます。
結果、後悔なく定年を迎えることができるでしょう。
【メリット2】スキルが伸びやすい
好きこそものの上手なれと言われる通り、楽しい仕事であればスキルが伸びやすいです。
30代は20代と比べて物覚えも悪く柔軟性が無くなると言われますが、それ以上に意欲的に取り組めれば差はないに等しいでしょう。
とくに30代は最後の転職と考えている場合が多いので、仕事やスキル取得の意欲は人から言われなくても自然と高くなりやすいです。
楽しい仕事であればやらせている感覚も少ないので、積極的に取り組めるでしょう。
【メリット3】即戦力としての採用が前提なので、自分の意見を反映させやすい
30代の転職は即戦力として採用されるので、仕事で自分の意見を反映させやすいです。
転職は実績を最重視されるので、そもそも全く貢献できない会社には採用されません。
30代は企画や管理など上流の工程を担当することが多いので、自分の意見を主張できる機会は多いです。
ある程度仕事に対して理解があるので、提案も通りやすいでしょう。
指示通りに動くだけではなく、即戦力として主体的に仕事ができるのでやりがいは感じやすいです。
【メリット4】スキル的にミスマッチが少ない職場に入社できる
30代であれば、ミスマッチが少ない職場に就職できる可能性は高いでしょう。
繰り返しますが、30代はポテンシャル採用ではないので、自分のスキルにマッチした企業に入社するのが基本です。
また、応募する仕事が未経験でも、これまでの職務経験でいかせる部分がなければ内定は厳しいでしょう。
「入社したけれど、仕事が合わなかった。」
「全く貢献できない。」
新卒採用などのポテンシャル採用だと、このように入社してから仕事について行けずギャップを感じるケースは多いです。
これまでの経験を存分に発揮して働けるのが、30代から転職するメリットでしょう。
30代で楽しい仕事に転職するデメリット3選
30代で楽しい仕事に転職すればやりがいもありますが、デメリットもあるので注意しましょう。
ここでは、3つのデメリットを紹介しますので、転職活動を開始する前の検討材料にしてみてください。
【デメリット1】人間関係が上手くいかない場合も少なくはない
30代で楽しい仕事への転職を実現する最初の壁として、人間関係があります。
30代は若くも無ければ、年齢が高いわけではありません。
要するに、言葉は悪いのですが、中途半端な年代と言えます。
だからこそ、30代は人間関係が難しいです。
社歴が長いにも関わらず、年下(20代)には変に気を使われ、年上(40代・50代)にも自分から合わせていく必要があります。
上手い具合に間に挟まれて、気を使わなければいけない年代ですよね。
30代は社会人経験が長い分、対人スキルの高さも求められます。
職場との相性が合わないと、つらい時期を過ごす場合も多いでしょう。
【デメリット2】不得意で経験が浅い仕事でも気軽には質問できない
30代で実績が豊富な人でも、転職すれば新人と同じです。
仕事は基本的にイチから覚える必要があり、中には自分が不得意で経験が浅い仕事もあります。
新卒や20代であれば、簡単な仕事から徐々にステップアップしていき、難しければある程度はサポートしてもらいながら成長できます。
30代は立ち位置的に即戦力なので、手とり足取りは確実に教えてもらえません。
苦手であろうが、分からないことは自分で解決する姿勢が求められます。
実績がある分、プライドが邪魔して質問できない傾向もあるでしょう。
したがって、転職して不得意で経験が少ない仕事を担当する時は、苦労する場面は多いでしょう。
【デメリット3】転職して1,2年は勉強の毎日
転職して1,2年目は、イチから覚えることが多く勉強の毎日でしょう。
30代は20代以上に結果を求められるので、プライベートな時間を犠牲にしてスキルアップに取り組む必要があります。
自分から学ぶことが苦手な方には、転職してしばらくは辛く感じる瞬間が多いでしょう。
30代で転職を成功させるために取り組むべきことは?
30代が転職活動を成功させるポイントは、少しでも他の応募者との差別化を意識すること。
そのために、十分な準備をして転職活動に臨む必要があります。
ここでは、30代が転職を成功させるために取り組むべきことを説明します。
自己分析・他己分析を行い
まずは、徹底的に自己分析を行ってください。
以下は、とくに重要なので時間をかけて考えてみましょう。
- これまで、どんな仕事や職場環境であれば力を発揮できたか。
- 転職して貢献できること。
- 短所や苦手な仕事。
また、自己分析だけ行うとどうしても主観が入るので、他人からの意見を参考に他己分析も行えばより客観的に自分を理解できます。
転職活動であなたに採否の判断を下す面接官も、まぎれもなく他人。
「他人からの見たあなた」を知ることは非常に有効です。
自己分析・他己分析を行い、自分に合った仕事や企業に応募しましょう。
志望企業を徹底的にリサーチして他の応募者と差をつける
30代は20代以上に志望企業のリサーチを徹底的に行いましょう。
リサーチ能力に関しては、仕事の経験が長い30代に軍配があがります。
その点を武器にしましょう。
リサーチをしっかり行っているかいないかで、面接の回答の質に差が出ます。
同業他社との違いを口頭で説明できるようになるまで、落とし込めれば内定に近づきます。
応募数だけ増やして会社をしっかり調べてない応募者は多いので、徹底的にリサーチして差をつけましょう。
例えば、以下のサイトを参考にリサーチを行ってみてください。
履歴書の志望動機、面接での回答など全ての質が向上します。
参照 :
転職活動に役立つ!企業研究のやり方【シートダウンロード付き】 (rikunabi.com)
必要なスキルを積極的に身に付けていき、差別化する努力をする
自分に足りないスキルがあれば、積極的に身に付ける努力をしましょう。
正直、30代の転職活動は上手く行かない場合の方が多く、面接に進めず書類選考の段階で落ちる場合がほとんどです。
落ち込む暇があれば、その間に勉強して周りに少しでも差をつける努力をした方がよいです。
- 転職に役立つ資格を取得する。
- 企業に提示できる成果物を作成する。
- PCスキルを磨く
- コミュニケーション・プレゼンテーションの練習
など、転職活動にプラスになることは積極的に行いましょう。
30代で楽しい仕事への転職を実現させたければ、転職エージェントに相談しよう
多くの求人から、自分がやりがいを持てる楽しい仕事を一つ一つ探すのは大変です。
転職エージェントはあなたの希望や適性を十分に考え、最適な求人を紹介してくれます。
応募の代行から面接練習まで幅広くサポートしてくれるので、ぜひ相談してみてください。
CAREER CARVER
写真参照元URL : https://careercarver.jp/
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マスメディアアン
マスメディアンはマーケティング・クリエイティブ関連の専門誌を発行する「宣伝会議」のグループ会社。宣伝会議の人脈や情報ネットワークを使い、転職を支援してきました。
マーケティング・クリエイティブ職種の求人数・転職実績ともにNo.1クラス。
保有している案件の種類が非常に幅広いのも特徴です。
東京・名古屋・大阪・福岡に転職相談の拠点があります。
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JACリクルートメントは管理職・技術/専門職の転職に強みを持ったエージェントです。
1,988年から累計で43万人の転職を支援しており、コンサルタントの総数は約1,200名。
海外の転職にも力を入れており、アジア8カ国とイギリス・ドイツに拠点があります。
JACリクルートメントが実施したアンケートでは、約95%の登録者が友人・知人にすすめたいエージェントと回答。
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とくに外資系企業や総合商社の転職に強いのが特徴です。
リクルートエージェント
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こちらでは、もっと詳細に30代向けの転職エージェントを紹介しているので是非どうぞ!
【まとめ】30代から楽しい仕事への転職はメリットも多い! 差別化を図る努力をすれば確実に目標へ近づく
デメリットはありますが、30代から楽しい仕事へ転職するメリットは多いです。
楽しい仕事であれば、多少つらくても定年までやりがいを持って仕事できます。
40代でも可能ですが、30代は希望している企業に転職できる(実質)最後の年代でしょう。
希望を叶えたければ、30代のうちに死に物狂いで転職活動に取り組むべきです。
転職を成功させるためには、大きく以下2点を意識してください。
- 自己分析と他己分析を行う
- 志望企業の徹底リサーチと自己啓発で、他の応募者と圧倒的な差をつける
30代から楽しい仕事に転職して、充実した人生を歩みましょう。