「女性で7大総合商社に転職するためにはどうすればいい?」
「女性が商社に転職する前に絶対に知っておくべきことは?」
この記事はこんな疑問を100%解決します!
筆者は総合商社に新卒で入社し、総合職として5年程働き、ベンチャー企業へ転職しました。
そんな商社出身者が女性で転職したい方向けに「必ず知っておくべきこと」を解説していきます。
まず大前提として、「女性だから商社は体力的に難しい!」とか「全然転職できない!」ということは全くありません。
むしろ私が商社時代に多くの活躍している女性総合職・スーパー一般職と一緒に働いてきました。
なので、少しでも「商社転職」に興味を持っている方は最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
他のブログにはない、”生の”有益な情報が見つかると思います!
ではいきましょう!
女性で大手総合商社に転職する前に絶対知っておくべきことは?仕事内容・年収・キャリア
そもそも本記事は「7大総合商社の転職」にフォーカスしているのですが、俗に言う「7大商社」とは、上図にある
三菱商事・三井物産・伊藤忠商事・丸紅・住友商事・豊田通商・双日
の7社のことを指します。
では、早速本題の『女性で7大総合商社に転職する前に絶対知っておくべきこととは?』に対する答えを見ていきましょう。
この記事通じて、ひとつずつ深堀りしていきますが、まとめると….ズバリこちらです ⏬⏬
(目次を見て既に大体内容わかると思いますが…)
・総合職と一般職の仕事内容はまったく違う!そして年収も…
・総合商社への転職狙うなら「転職エージェントの利用」は必須
・女性で商社総合職の結婚のタイミングは注意が必要!
・商社後のキャリアパスはコンサルかベンチャーが多い
・転職するのに総合商社のビジネスモデル把握していないとヤバい件
ということで、女性で商社に転職を考えている方に向けて、キャリアや年収・仕事内容などなど色んな側面から私のの実体験を交えながら解説していきます!
商社の職種は総合職 or 一般職の2択!女性の総合職割合は?
そもそも商社には「総合職」と「一般職」という職種が存在します。
ざっくり言うと違いはこんな感じです↓
・総合職 → 営業職(ビジネスの最前線で営業・経営・企画するひと)
・一般職 → 事務職(営業をサポートする補佐的な存在。受発注業務や運用業務をするひと)
いわゆる「商社マン」と言われている人たちは総合職です。
(最近では商社パーソンと呼ばれていますよね)
この2つの職種の仕事内容は全然違います。
総合職は最前線で事業企画・推進・開拓していく人たちです。(とにかく人と会うことが多いです)
そして一般職は事務系の仕事がメインなので社内業務が多いです。
わかりやすいように、商社の総合職と一般職の仕事内容の違い早見表を作ってみました。
総合職 | 一般職 | |
---|---|---|
主な役割 | 営業 | 営業サポート |
出張多さ | 出張多い(海外・国内関わらず) | あまりない(しても営業に同行する感じ) |
海外駐在 | あり(若いと3-4年目から駐在一発目) | なし(転勤も基本ない) |
※こちらの記事で私の昔の総合職の仕事内容を細かく公開しているので、もっと知りたい方は是非!
商社総合職の女性の割合は?転職も可能なの?
正直言って、女性で商社総合職は少数派です。
詳しい数値は会社によりまちまちでしょうが、私が勤めていた総合商社では女性総合職の割合は6-10%ぐらいでした。(いまはもっと多いかも)
そして、女性で総合商社の総合職として転職するのは可能か?という問いですが、
「全くもって可能です」
今の時代、立派な上場企業である7大商社ともあれば、ダイバーシティをうたっており、性別・年齢・国籍関わらず、戦力になりそうな優秀なひとがいればバンバン中途採用しています。
なので、その部分は全然心配不要だと思います。
(仮に性別が原因で落とされたなら、そんな会社行かないほうが幸せです)
女性で商社に転職したら年収はどれぐらいになる?
続いては気になる商社での年収ですが、7大総合商社ともあれば日系企業では考えられない程高給です。
具体的には、当サイト一番人気の記事「実は間違い?「本当の」7大総合商社の平均年収を出してみた。2021年版」で公開している総合職の平均年収をご覧ください⏬
【総合商社の総合職平均年収(Tanomo Navi調べ)】
会社名 | 総合職平均年収(実態) |
---|---|
三菱商事 | 1,760万円 |
伊藤忠商事 | 1,605万円 |
三井物産 | 1,571万円 |
住友商事 | 1,526万円 |
丸紅 | 1,526万円 |
豊田通商 | 1,205万円 |
双日 | 1,251万円 |
どこも1,000万円オーバーと、オバケ級の年収です。。
どこもだいたい平均年齢が40歳ぐらいなので、40台前半ぐらいの年収だとイメージがつきやすいかと。
商社一般職の年収はどれぐらい?
上で紹介したのが商社の総合職の平均年収ですが、一般職の年収は「総合職の7割ぐらい」と言われています。
なので、上記の平均年収に7ガケすればおおよその一般職の平均年収がでます。
それでもめちゃめちゃ高給な職業ですよね笑
※ちなみに20代・30代の商社での年収を知りたい方はこちらの記事で、公開しているのでどうぞ⏬
【女性必見!】総合商社に転職するためには?
ここまでで、女性が総合商社に転職する上でどんな職種があるのか?その特徴を説明していきましたが、肝心の
「一体どうやって商社に転職するねん?」
という部分を深掘りしていきましょう。
単純です。
コネ入社出来るぐらいの強烈なコネクションがないなら、「転職エージェントのフル活用」一択です。
なぜか?
その理由は、
・選考対策してくれるから(商社転職サポートの経験と知識を多く持っているから)
・無料だから
この3点セットです。無料で商社への転職成功率を上げてくれるなら使わない手はないです。
そもそも転職エージェントとは、無料で希望の職種・条件の求人紹介・選考対策・条件交渉等、「無料で」フルサポートしてくれるサービスです。
商社への転職にめっぽう強い転職エージェントとは?【ここは登録必須です】
では、一体全体どの転職エージェントを使えばいいの?星の数ほどある転職エージェントのなかから商社への転職に強い転職エージェントを紹介します!
・CAREER CARVER(キャリアカーバー)
→ 年収800万円~2,000万円の求人中心のハイクラス特化した転職エージェント。ヘッドハンティング型で、待っていたら希望職種のオファーが来る仕組み。丸紅・伊藤忠・物産などの総合商社新事業立ち上げ担当やマネージャー職レベルの求人がガンガンある。また、担当エージェントも自らサイト内で選ぶことができ、無料で転職サポートが受けられる。年収600万円以上で総合商社への転職を考えている人は登録必須!
・JACリクルートメント
→ グローバル人材に特化した大手転職エージェント。とにかく総合商社の求人が多い。総合商社への転職したい人はここはマスト。
・リクルートエージェント
→ リクルートが運営するハイクラス求人特化の転職エージェント。総合商社の求人案件は常に持っている。20代後半~40代の人におすすめ。
・ランスタッド
→ ハイクラス求人に完全特化した転職エージェント。高年収求人しか取り扱ってないので、大手商社の管理職を狙うならここ。
・doda
→ CMでお馴染みの大手転職エージェント。商社の求人も多く紹介しているので登録しておくべき。転職サイトも同時登録できるので併用して利用するのがおすすめ
とにかくこれらの転職エージェントに登録しておけば、かなり安定的に商社の求人案件を提案してくれます。
(大手商社はこれらのエージェントと結構親密な関係で、非公開求人もバンバン出してたりします)
転職エージェントとの面談時には、もし特定の商社や事業部を希望しているのであれば、とにかくバイネームで希望の企業や事業部を伝えて、案件入ればすぐに連絡してもえるような体制を作りましょう。
そして、選考対策に関しては、SPIなどの筆記試験対策方法もしっかりとリクエストしてくださいね。(選考サポートも全て無料なので心配ご無用です)
やっぱ、商社転職するのに英語力は必要?
「やっぱ、必要です..」
やはり中途ともなると即戦力を求められるので、ある程度の英語力があれば成功確率は高いです。
必要とされる英語力の目安は、「TOEIC 800点」です。
「英語あんま得意じゃないだけど..」という方!ご安心ください。
2-3ヶ月必死に勉強すればTOEIC 800点は取れます!
英語学習方法でおすすめなのが、「スタディアプリ TOEIC対策パーソナルコーチプラン」というオンライン学習サービスです。
専属コーチが付いてきて、自分のスキル評価をしてくれて、チャット・ビデオでの質問・会話が出来る英語学習サービスです。もちろん800点に向けた対策や問題の出題もしてくれます。
月々16,000円程なので少々高いと感じるかもしれません。
ただ、これで年間1,000万円以上稼げる商社に入社出来ればお得ですよね。
▶リクルートのTOEICオンラインコーチ!スタディサプリENGLISH女性で商社総合職の結婚のタイミングは注意が必要!
仮に女性で商社総合職として働く場合、さらに事前に知っておくべきことがあります。
それは、「結婚のタイミング」です。
前述の通り、商社総合職のほぼ全員は20代中盤~30代前半までに1回目の海外駐在が訪れます。
そして、結婚している場合、2つの選択肢しかありません。それは…
1. 別居して海外駐在する(長いと6年間)
2. 夫に仕事をやめてもらい海外で一緒に暮らす
結構過酷な選択ですよね。。
ただ、これが現状です。私の女性の先輩もどちらかの選択に迫られていました。
駐在員となればもちろん家族もVISAを発行してくれて連れて行ける訳ですが、その場合夫の仕事は辞めてもらう必要があります。
別居となる場合、海外駐在だと短くて3年、長くて6年間離れて暮らすことになります。。
なので、ここでは何が言いたいかというと、女性総合職の場合、上記どちらかの選択を決めた上で結婚することを強くおすすめするということ。
もちろん、駐在後に結婚するということを決めてしまえば、会社の異動に左右されることなく駐在へ行けます。
商社では、一般職と総合職の社内恋愛はかなり多い
他の業種と比較したわけではないので一概には言えませんが。。
社内恋愛はかなり多いです。
女性が一般職で、男性が総合職で結婚するというパターンです。
女性にとっては、夢の「駐在妻」になることができます。(それを狙って商社一般職に就職する人も多いようですww)
実際に私の職場であった実体験も交えてこちらも公開しています。
【体験談】総合商社に入社して後悔は?ほんとに激務なの?
私は商社を辞めた訳ですが、決して後悔していません。
むしろ商社での経験がその後キャリアに大いに役立っています。
その貴重な経験の1つがやはり「事業創造力」です。
総合商社では、「ペットボトルから宇宙まで」あらゆるビジネスチャンスを事業にして稼いでいます。
そんな事業創造の経験は、商社でしかできないことです。チームで事業を創り、それで儲けるために事業経営・トレーディング・出資などあらゆるリソースを使います。
筆者の商社を辞めた体験談をこちらの記事でまとめましたので興味がある方は一読くださいませ⏬
商社は激務って本当?
これは本当です。。
やはり高給だけあって、仕事量は多いです。
そして、長期労働の一番の理由は、「海外との時差」にあるかと私は思います。
総合商社の売上の大半は海外での事業のため、自ずと海外のクライアント・現地法人と接することが多いです。
なので、現地時間に合わせるとなるとやはり夜遅くor朝早く働くことはMustになってきます。
ただ、「長期残業」が問題視されている現代のおいて、昔の商社の激務のイメージ程の激務さはないです。
増員、残業制限や部分リモートワークの導入などで体力的にはそこまでキツくないと思います。
いまさら聞けない「総合商社のビジネスモデル」→これ知らないで転職しようとしていたらマズイです…
「総合商社って一体どうやって稼いでるんだっけ?」
これに答えられないまま転職するのはかなり無謀です。(というか面接でパスできないかと。。)
意外と知られていない総合商社が展開するビジネスモデルですが、めちゃめちゃ手間暇かけて書き上げた「商社のビジネスモデル図解」を自身を持って紹介させてください笑
それがこちら⏬
ポイントは、「中間マージンをもらうトレーディング事業」だけで収益を上げている訳ではないということ。
事業経営や事業投資を通じて、多額な利益をあげているからこそ総合商社は勝ち続けているのです。
是非とも総合商社のビジネスモデルを説明するのが不安な方は↑の記事をチェックしてみてください!
結局、女性で商社転職するなら総合職にすべき?一般職にすべき?
ここまでで、総合商社の職種の違い・メリットやデメリットを説明してきましたが、最終的にはあなたの「譲れない条件」次第な気がします。
たしかに商社総合職では女性は少ないですが、商社パーソンとしてエキサイティングな仕事生活が待っています。
(一般職の仕事がエキサイティングではない。という意味では全くございません)
または事務職として綺麗なオフィスで、グローバルな仕事に触れられるというメリットもあります。
「商社で働きたいけど、総合職か一般職か選びきれない」という方は是非、プロの転職エージェントにこれまでの転職者の話や会社の実態を調査してもらえれば、いい情報が得られると思うので是非活用してみては?
みなさまの転職が成功することを陰ながら応援しています!
✅商社転職を狙うなら読むんでおくべき記事