「Web/ITエンジニアとしてベンチャー・スタートアップに転職したい!」
「だけど、おすすめの転職サイト・エージェントが不明なので、知りたい」
この記事はこんな疑問に答えていきます。
エンジニアの転職先として、ベンチャー企業やスタートアップ企業を志望される方が年々増加しています。
大企業のように安定性といった意味では少し不安な部分もあるかもしれませんが、ベンチャー・スタートアップ企業はエンジニアにとって働くメリットがたくさんあります。
例えば、大企業よりも業務が細分化されていないため任せられる範囲が広く、技術力や社内でのポジションを上げるスピードが速くなる可能性があります。
また、規模が小さい分自分の意見ややりたいことを発信しやすくなり、何事にも挑戦しやすい環境と言えるでしょう。
そもそも、これから成長していくテクノロジーを駆使したベンチャー・スタートアップにおいて、エンジニアの需要は極めて高く、(ときには大企業よりも)優秀なエンジニアに対しては年収面、条件面で優遇されるケースが散見される様になってきました。
このような環境を期待してベンチャー企業やスタートアップ企業を志望するエンジニアの方も多いと思います。
今回はベンチャー企業やスタートアップ企業への転職を成功させる秘訣をご紹介します。
エンジニアがベンチャー・スタートアップ転職を成功させるための裏技
ベンチャー企業やスタートアップ企業に転職する際に有効なのは、『転職エージェント』を活用することです。
ポイントは、転職サイトではなく、転職エージェントの利用です。
基本的なことのように思えますが、今やベンチャー企業やスタートアップ企業に特化した転職エージェントも存在しており、その分ノウハウも持っています。
ベンチャー企業といっても特色は様々なので、自分のやりたいことが決まったときに合う合わないも出てきます。
当てずっぽうに自分で検索して応募していくのではなく、どのようなベンチャー企業が合うのか、転職エージェントで調査することも大切です。
エンジニアがベンチャー転職で転職エージェントを利用するメリット
繰り返しになっちゃいますが、メルカリやグノシーのように今後急拡大するベンチャー企業に転職しようと思ったら転職エージェントを有効活用することが一番の近道です。
その理由はこちら。
1. そもそもベンチャーは転職エージェントを使うことが多いから
企業にとって、優秀な人材を集める手段は主に2つあります。
1つ目はたかーい掲載料を払って転職サイトに求人を掲載する。
2つ目はベンチャーに特化している転職エージェントと提携し、採用ベースで成果報酬を支払う。
まだ人数の少ない小さなベンチャー企業は後者を選択することが多いです。
というのも、未上場のベンチャーは大量採用を求めておらず、どちらかといえば少人数で「一本釣り」をしたいとm思っています。
なので、コスト的にも、効果的にも転職エージェントの方が相性がいいんです。
これを知らないで、有名転職サイトをずっとみていても金の卵的なスタートアップには出会えないのでご注意ください。。
2. キャリアコンサルタントが企業情報を徹底的に教えてくれる
転職エージェントは、ホームページを見ただけではわからない社内の雰囲気やミッション、社長の性格など事細かく情報共有してくれます。
求職者にとって、これは大きな価値です。
転職サイトでは、基本的には企業採用担当者とやりとりするので、そこまで深く突っ込むことができません。
仲介役として第三者の転職エージェントをかますことで、細かく知りたい
3. 転職活動が期間が大幅に短縮できる
「求職者にとって、転職サイトとの違いは何か?」
それはPull型とPush型という求人を探すときのスタイルが全く異なります。
こちらの図を見てください。
転職エージェントは「担当コンサルタントにマッチした企業を紹介してくてもらう」Push型、転職サイトは「自分で自ら掲載求人を探す」Pull型です。
もうお分かりかと思いますが、転職エージェントの場合、自分で労力をかけてサイトを睨めっこしながら求人を探す手間が省けます。
転職エージェントを利用するメリットについて詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ↓
IT専門の転職エージェントなどもあるので、次にご紹介していきます。
【エンジニア×ベンチャー転職求人が見つかる】おすすめの転職エージェント/サイト
では、WEBエンジニアでベンチャー転職を考えている方におすすめの転職エージェント(サイトも併用しているところあり)をご紹介します。
それがこちら!
・レバテックキャリア
→ ITエンジニアに特化した一番の大きい転職エージェント。とにかく求人数が多く、創業〜メガベンチャーのエンジニア求人まで幅広くカバーしている。
まずは1社として登録をおすすめ。
・Tech Stars Agent
→ ゲーム、WEBサイトなどを展開するITベンチャーに強い。また、アドバイザーが全員エンジニア経験者ということで、相談に乗ってくれやすい。
自社プロダクトをがんがん作りたい方におすすめ。
・IT求人ナビ
→ どちらかというとエンジニア初心者向けの求人が多く、入社後に研修プログラムが用意された企業を紹介してくれる。ある程度規模の大きいメガベンチャー志望者向け。
・GREEN
→CMでおなじみのGREEN。IT企業に特化した転職サイト。
・転職ドラフト
→ 企業からダイレクトオファーを受ける転職サービス。レジュメを登録したら後は企業からのオファーを待つだけ。現年収も言う必要ないので、普通に数百万円も年収がUPするケースも。
レバテックキャリア
特徴
・ITエンジニア、WEBデザイナー専門の転職エージェント(転職サイトの機能もあり)
・サービス登録者数20万人(2021年1月時点)
・ITエンジニアが利用したい転職エージェントNo.1(日本マーケティングリサーチ機構調べ 調査概要:2021年1月期_サービスの比較印象調査)
エンジニア転職をするのであれば、まずは登録しておきたい転職エージェントです。
登録者数が多い分実績も豊富となっており、求人数も7,000件以上保有しています。
また、8割が年収600万以上の求人となっており、年収アップにもとても力をいれているようです。
はじめて転職をする、という方に向けてのサポートも充実しており自分の強みがわからないという方には「テクニカルカウンセリング」を実施し、一緒にアピールポイントを考えてくれたり、時間の取れないという方には土曜日や平日の夜や、電話での面談などライフスタイルに合わせて転職をサポートしてくれます。
このように手厚いサポートもレバテックキャリアの強みとなります。
TechStarsAgent
特徴
・IT、ゲーム業界特化型転職エージェント(創業〜小規模ベンチャーが多め)
・離職率が低い
・提案型の企業紹介
IT、ゲーム業界特化型と、分野を狭く深く網羅している転職エージェントです。
アドバイザー全員がエンジニア経験や独立支援などの経験があり、ひとりひとり親身にサポートしてくれるオーダーメイド型のカウンセリングサポートをしてくれます。
また、700社以上の企業とつながりを持ち、カウンセリングを行った上でマッチしている企業を紹介してくれる「提案型」のサポートを行っています。
IT求人ナビ転職
特徴
・ITエンジニアに特化した転職エージェント
・最大三か月のIT研修
・求人情報をメール配信
エンジニア「超」第一主義を掲げており、ITエンジニアに特化した転職エージェントです。
エンジニア未経験の方のサポートも手厚く、入社後にプログラミングやサーバーの構築・運用などの研修が受けられる企業も紹介してくれます。
最大三か月まで、給料をもらいながら研修ができるので、安心してスキルを磨くことができます。
GREEN
特徴
・IT業界を中心に15,000件以上の求人数(転職サイト)
・人事担当者が直接スカウト
・カジュアルな転職活動を推奨
堅苦しくない、カジュアルな転職活動を推奨している転職エージェントです。
企業と直接連絡をとれたり、「気になる」をすることで企業への興味が伝えられ、企業とマッチングすると面接前に「カジュアル面談」を実施することができます。
ほぼすべての企業が写真を掲載していたり、志望する企業と距離を近く感じることができ、実際に働いてみるイメージをつけやすいように様々な工夫がしてあります。
ReWorks (リワークス)
特徴
・フルリモート特化型転職エージェント
・未経験者向けのトレーニングプラン
・幅広い職種
リモートワークで働きたい方に特化した転職エージェントです。昨今のコロナ禍の影響もあり、とても需要が高まっています。
キャリアアドバイザーとの相談も基本はオンラインで行います。
また、オンラインでのビデオ講座や、有償での実習プログラムも用意されており、未経験の方向けのサポートも手厚いです。
LINEから無料相談を予約できるので、手軽に始められるところも強みとなっています。
※ベンチャー・スタートアップ転職に強い転職エージェント・サイトをまとめた記事を書いたので、もっとおすすめを知りたい方はこちらの記事をチェックしてみてください!
Webエンジニアがベンチャー転職する際の注意点
ベンチャー企業やスタートアップ企業に就職するメリットをお伝えしましたが、走り出しの企業はかなりの数があるので、選び方に注意をしなければいけません。
例えば、下記のような事項はどうなっているのか確認しておく必要があります。
企業が求めているスキルを把握する
まずは何よりも、企業が求めているスキルが何かを把握しましょう。
同じエンジニアであっても、開発をするのか運用をするのか、何を触るのかによってスキルのマッチ度合いが変わってきます。
募集要項に書いてある必須スキルの言語を触ったことがあったとしても、扱ってきた製品が全く違う場合、アンマッチとみなされる場合も多いです。
また、ポジションやレベルにおいてもプログラマーなのか、要件定義を行うのかなどで、求められているスキルは全く違います。
どのようなスキルを企業が求めているのか、募集要項に記載してあるだけではわからない場合、転職エージェントの担当者にヒアリングするなど、なるべく仕事のイメージがつくところまで持っていくことが大切です。
リモートワーク可否の可能性
コロナ禍の現状において、リモートワーク可否についてはとても重要な項目となります。
リモートワークが可能な仕事であっても、社員がさぼっていないか確認したいなどという理由でリモートワークがNGの企業というのも存在します。
ベンチャー企業やスタートアップ企業はその点において融通の利くところが多いですが、リモートワークなど環境に対して適応できる力がない、社員に対して信用度が低い企業は入社したとしてもやりたいことをやれる可能性は低いと考えられます。
このコロナ禍でリモートワーク可否については企業の性質を知るいい材料となるので、リモートワークの可否や、もしNGの場合はどうして出来ないのか理由を聞いてみるのも一つの手でしょう。
給与以外でのインセンティブ有無
給与以外のインセンティブの有無についても念のため確認をしましょう。
特に、上場を目指しているベンチャー企業やスタートアップ企業の場合、ストックオプション制度を設けている場合があります。
ストックオプション制度とは決められた期間のうちに、あらかじめ決められた価格(=権利行使価格)で自社株を購入できる仕組みのことをいいます。
[関連記] ベンチャー出身者がストックオプションでバンバン億万長者になっている件
会社の株価が上昇し、権利行使価格を上回ったときに権利を行使することによって価格上昇分の報酬を得ることができます。
ストックオプションをどこまで付与するかは会社の意向によりますが、社員全員を付与対象とする企業もあり、社員のモチベーションアップに尽力している企業という見方もできます。
社員が長く勤められるような環境があるかという点についても確認しておくことが大切です。
このように確認事項は様々ありますが、それ以外にも自分のやりたいことがかなえられるのか、企業として問題ないのかなど、様々な視点で見ていく必要があります。
小さな会社だと、コンプライアンスがまだ整っていないということや、評価制度がしっかりしていないということも起こりえるので、事業内容とともに労働環境もきちんと確認をしましょう。
優良ベンチャーを探す方法
まず一番は、転職エージェントを利用することです。
先ほども述べた通り、転職エージェントは様々な情報を持っており、それぞれ強みも違うので、自分にマッチしている転職エージェントを利用することをおすすめします。
転職エージェント以外にもスタートアップニュースサイトや、プレスリリースサービスから見つけるといった裏技もあります。
例えばスタートアップニュースサイトというのは、ベンチャー企業やスタートアップ企業に特化したニュースサイトであり、日々小さい企業に絞ってニュースを配信しています。
そこを確認していると、自分の興味のある事業を行っている企業と出会えたり、いろいろな企業を知ることができるので、直接HPから求人を見に行ったり転職エージェントに求人があるか聞くことができます。
また、プレスリリースサービスであれば、ベンチャー企業やスタートアップ企業の新しいサービスがローンチされたという情報を入手することもできます。
こういった情報収集を行いながら転職エージェントも活用する、という方法が優良なベンチャー企業を探すのに効果的と考えられます。
【まだ転職を決めきれない人】副業で他社の中で働いてみるのもあり!
それでもやはりいきなりベンチャー企業に転職をするのは勇気が出ないという方もいると思います。
今の安定感を捨てきれない、まずはベンチャー企業とはどういう環境なのか知りたい、という方は副業で働いてみるという方法もあります。
ベンチャー企業やスタートアップ企業は様々な働き方を取り入れているところもたくさんあり、副業という就業形態も募集は多いです。
実際にどんな仕事があるのか?下記のようなエンジニアに特化した副業エージェントサイトを利用してみてください。
テックビズフリーランス
特徴
・フリーランス向けエージェント
・業務終了後や土日の対応可能
フリーランス向けのエージェントサイトにはなっていますが、週1、2~からの案件や時短の案件などもあり副業を探すのにも適応しています。
平日夜や土日の対応も可能なので、通常の仕事が終わってからでも案件の相談をすることが可能です。
担当者との、相談時に副業からベンチャー企業に入ってみたいという意向を伝えてみましょう。
リモートビズ
会社に属することなくフリーランスとしてリモートで働けるIT案件のみが掲載された副業サイトです。
副業としては、リモートでの仕事が必須条件となる方は多いと思うので、かなり使い勝手は良いです。
Workship
特徴
・リモート案件や、週1~3日の案件が豊富
・保険が充実
・お祝い金制度
フリーランスや副業の案件を扱っているエージェントサイトです。
主にエンジニア、デザイナー、ディレクターなどの案件が豊富にあります。
6000以上の企業から気になる企業に直接アプローチすることができ、成約までにあまり時間がかかりません。
また、リモート案件や週1~3日、土日案件など柔軟な働き方ができる案件が様々あり、副業から始めたいという方におすすめです。
エージェントには珍しくトラブル時などの保険や成約したときのお祝い金など、サービスも充実しています。
HP上でも一部案件が紹介されているので、ぜひのぞいてみてください。
エンジニアxベンチャーのキャリアを考えるきっかけに。
「エンジニアで今後どうキャリアを積んでいこうか。。。」と悩んでいる方は是非ともこちらの記事をチェックしてみてください。
すこしでもキャリアを考えるきっかけになるかもしれません!
まとめ: エンジニア✖️ベンチャー転職のキーは「転職エージェント」
今回はエンジニアがベンチャー企業やスタートアップ企業に転職するときの秘訣についてご紹介しました。
自分のやりたいことを目指すためにも、自分に合った環境を探すことが大切です。
そのためにも、転職エージェントを使い十分な調査をして、入社した時のイメージを膨らませてみましょう。
今までの環境とは大きく変わる可能性もあるため、チャレンジとはなりますがまずは副業で働いてみるというのも選択肢の一つです。
自分が納得できる形で、ベンチャー企業・スタートアップ企業の転職に挑戦してみてください!