・女性の転職先でベンチャーはどうなのか?知りたい人
・ベンチャー企業に向いている人はどんな人か知りたい人
・ベンチャーで働く女性を知りたい人
この記事はこんな疑問に答えます。
この記事を書いた筆者は、総合商社からベンチャー企業に転職し、今でも数十人のベンチャー企業で働いています。
もちろん社内には転職してきた女性もいます。実体験を基に、女性がベンチャーで働くメリットを解説していきます!
女性の転職先としてベンチャーはアリです。ベンチャーに向いている人の特徴
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結論、「向いている女性には」転職先にベンチャーを選ぶということは全然アリだと思います。
(性別関係なくですが)もちろんのこと向いていない人には、辛い時間を過ごすだけなのでおすすめしません。
どんな人がベンチャーに向いているのでしょうか?
これらの大半に当てはまる人はベンチャー気質が強いと言えます。
・仕事をするのが楽しいと感じる
・忙しくても誰かから必要とされたい欲求が強い
・キャリアを通じてやりたいことがいくつかある
・性別関係なく成果で正当に評価されるべきと強く思っている
・誰でももの応じせず自分の考えを発言できる
・育児・家事をしながら仕事をしたいと思っている
ベンチャーに向いているひとを探すのにやや工夫がいります。
当てはまる方は是非このまま読んでください!
女性の転職先としてベンチャーはアリだと思う理由。
女性の転職先としてベンチャーが向いていると思う理由を3つ紹介します。
① 学歴・社内接待関係なし!ベンチャーは完全成果次第だから
学歴は関係ありません。大企業にありがちな学歴派閥など存在しません。
また、特に男性が得意とする「上司からいかに接待して好かれるか」は重要ではありません。(もちろん人間関係は重要ですが、ドロドロの接待して出世するという風習は皆無に近いです)
ベンチャー企業で、重要ポジション、昇給する上で最も重要なことは「成果を残すこと」です。
まぁ外資系企業やアスリートの世界に近いです。
どうしても年功序列が残る大企業だと、「男性同士で飲みいって好かれた人だけが出世する」みたいなしょうもないことがあったりしたかもしれません。それでストレス溜まったりと。
ベンチャーの場合超少人数なので、成果を残せば、その人がかなり目立ちます。すると周りの人も信頼を寄せるようになるという構図です。
自分の出した成果に対して「正当に」評価されやすい環境です。
② ゼロから新規事業に携われる
前置きしておくと、私はあまり性別で向き不向きを判断するべきではないと思っています。
人間それぞれ能力や得意不得意が存在しているので。
ただ、私が今までベンチャーで仕事してきて思った「女性の傾向」を言うと、以下2つの能力は女性の方が高いと思っています。
・ 人前で物応じせずに自分の意見を発信する能力
・ 柔軟な発想力
自分の意見を発信する力は、おそらく周りの目をあまり気にしないからだと思います。ベンチャーでは、発信しないひとは存在を忘れられるぐらい存在感がなくなってしまいます。
そして、発言力のある人はリーダーになりやすい傾向にあります。
また、発想力が高い傾向にあるのは、おそらく世の中の大半のプロダクトの根底には大抵「女性の存在があるから」だと思います。
例えば、高級車やきれいなレストランにしても、女性にモテたいとか喜ばれたいという男性向けにマーケティングしたり、家事代行サービスやメルカリだってメインユーザーが主婦です。旅行商品も大抵の場合、女性が決めます。
常にペルソナのどこかには女性の存在が入っていて、プロダクト開発するにしても女性目線でのアイディアがバンバン出てくるのだと思います。
繰り返しになりますが、ベンチャーでは発案者や発言者がリーダーとして事業創造をしていくのが普通です。
なので、女性はベンチャーで活躍する場が広がりやすいかと思います。
③ 若い経営者&メンバーから育児・家事に対する理解が得られやすい
やや愚痴になりますが、前職の商社で50歳ぐらいの上司が体調崩して予定より少々早めに産休を取ろうとした女性社員に対して、かなり傲慢な態度を取っていました。まるでサボってる人を見るかのように。
こういう、働く女性に対して理解できない古い考えのおじさんはどこにもいるものです。。
ただ、ベンチャー企業の場合、経営者や上司は20-30代とかなり若いことが大半です。
そして、この世代は「働く女性への理解」を叩き込まれています。同僚が、育児真っ最中であればなおさら育児の大変さを理解しています。
なので、意外とベンチャーの方が女性が働きやすかったりします。
勘違いされがちな「ベンチャーの実態」に関して、こちらの記事で詳しく解説しているので是非併せてどうぞ!
■ 関連記事:「ベンチャー企業は危ない」→ 全て論破します。
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イケてるベンチャー・スタートアップに転職してキャリアを築くなら、間違いなく「転職エージェントの活用」が一番効果・効率的。 悩んでいる人はまずは話を聞いてみるだけでもいいかも▼
ベンチャーへ転職する方法とは?
ここまでで、少しでもベンチャーへの転職に興味を持った方はまずは「転職エージェントの登録」をおすすめします。
「え?ベンチャーでもエージェント使うの?」と思うかもしれませんが、企業研究がし辛いベンチャーだからこそエージェントを活用すべきです。
私も実際に転職エージェント経由でベンチャーへ転職をしましたが、自分に代わって聞きにくいこともエージェントがすべて調査してくれます。
特にベンチャー企業に強いエージェントはこちらです↓ まずはこの中から2社ぐらい登録して色々と相談してみてもいいかと思います。
・ビズリーチ
→ TV CMでおなじみのビズリーチ。年収600万円以上にターゲットを絞っており、ベンチャー転職では、管理職〜役員クラスまで非公開求人のスカウトがガンガン来る。筆者も利用していて、今は上場して数百人規模のベンチャー企業の立ち上げメンバーの紹介を数件受けた。未上場で成長中のスタートアップ志望の人にはかなりおすすめ。
・マイナビスカウティング
→ 年収800万円~2,000万円の求人中心のハイクラス特化した転職エージェント。ヘッドハンティング型で、待っていたら希望職種のオファーが来る仕組み。ベンチャーのマネージャー以上の高年収の求人が多い。また、担当エージェントも自らサイト内で選ぶことができ、無料で転職サポートが受けられる。年収600万円以上でベンチャー管理職を狙っている人は登録必須!
・リクルートエージェント
→ 実際に利用して一番ベンチャーの求人を紹介してくれた。総合型なのであらゆる業種・職種をカバー。特に都市部のITベンチャーに強い傾向。
・JACリクルートメント
→ ミドル・ハイクラス案件専門エージェント。ベンチャーの幹部候補・管理者の求人を紹介してくれる。(規模はやや大きめのベンチャー志望者向け)
・DYM転職
→ 20代でベンチャー未経験者や第二新卒の転職に特化した有名転職エージェント。メガベンチャー〜創業したてスタートアップまで幅広く紹介してくれる。ここの特徴は経営者と直接やりとりしていることが多いのでベンチャーの未公開求人を保有している。若いうちから成長ベンチャーに転職してコアメンバーを狙うならここ。
・ジョブトラ20s
→ 第二新卒×成長ベンチャーに特化した転職エージェント。20代でこれから成長ベンチャーへ飛び込んで創業メンバーとしてキャリアを積んでいきたいと思っているならここ。
・プロコミット
→ 未上場の小規模ベンチャー・スタートアップに強い。立ち上げメンバーを狙うならここ。
・doda
→ 海外事業立ち上げ等、グローバルな案件が多め。ビジネス職からエンジニアまで幅広く紹介してくれる。
ベンチャー界でも女性が大活躍!
女性でベンチャー業界で活躍している方々をご紹介します。みなさんもご存知の方が多いかと思います。
南場智子さん (DeNA代表取締役)
私が最も尊敬する経営者です。学生時代にお会いして彼女の人柄やバイタリティに衝撃を受けました。
とにかく物応じせずに思ったことをバンバン発言するスタイルは、強くかっこよく思ったのを今でも覚えています。
いつか一緒に仕事してみたいです。
坊垣 佳奈さん (マクアケ取締役)
クラウドファンディングのマクアケという会社の創業者です。サーバーエージェント出身で新規事業の立ち上げをやって、同社を創業した生粋のマーケターです。最近はメディアの露出が多くなったので見たことある方も多いかと。
マリッサ・メイヤーさん(元YahooCEO /Google副社長)
おそらく、ベンチャーで活躍している女性の中で世界一有名なのではないでしょうか。
Googleの副社長まで上り詰めて、YahooのCEOにもなったことがある方です。
YahooCEO時代の報酬は5年間で70億円以上と言われています。(やっぱアメリカは桁が違いますね。。)
ITベンチャー界では知らない人がいない彼女です。そして、三人の母親でもあり、育児と仕事をバランスよくこなしていることも話題となりました。(自ら在宅ワークを導入したりとか)
まとめ:女性の転職先にベンチャーはベストな選択肢かも
この記事を通じて「ベンチャーに向いている!」と思ったら、是非ベンチャーでトライしてみてください!
確かに仕事は忙しいことも多々あるかと思いますが、助け合いだったりとか団結力はベンチャーの方が大企業より強いと思うので働きやすく感じるかもしれません。
実際に多くの女性が家事や育児と仕事を両立させながら、活躍しています。
もし「この会社で挑戦したい!」とか「このいうサービスを作りたい!」という強い意志があるのであれば、挑戦しない方が後から後悔するので、内部環境を時間かけて検討し、新しい挑戦の場へ変えることをおすすめします。