「2,20億円の役員報酬?!」
多くの重圧とリスクを背負い、勝負に勝ったベンチャー企業の社長・役員の報酬をご紹介します。
起業やベンチャー転職を目指す方は少なからずモチベーションになると思うので是非最後まで読んでみてください!
● 成長中(or見込み)のベンチャーに転職して将来莫大な報酬を手にする方法とは… 起業して将来何十億という報酬をもらえればいいですが、現実世界そんな甘くはないですよね。成長中or成長しそうなベンチャーに創業メンバーとして転職することが、莫大な報酬や資産を手に入れる近道かもしれません。リスクは起業と比べて極めて少ないですし。 ベンチャー転職でおすすめの転職エージェントの1つは「リクルートエージェント」と「ビズリーチ」です。 転職活動時代、実際に利用して数名のスタートアップを数社繋げてもらいました。意外でしたがかなりベンチャーとコネクションがあります。まずはリクルートエージェントから登録して、色々ヒアリングするのもかと。
え?20億円? 日本のベンチャー社長・役員の年収ランキング!
トム・クルーズの年収かと思うぐらい莫大な報酬をもらっているベンチャー企業の社長や役員が日本にもいるのです。
紹介する前に、前提をお話しておきます。
まず、高額報酬をもらっているベンチャー社長や役員は大きく分けると以下の2つのタイプの人がいます。
・ヘッドハンティングされてなった社長や役員
創業者、創業メンバーの方々は、役員報酬としてはめちゃくちゃもらっているわけではなく、株式の資産として何十億、何百億として保有している人が多い傾向にあります。
一方で、ヘッドハントされて就任した社長や役員の報酬は高い傾向になります。ランクインする人の多くがこのパターンです。
そして、企業の規模についてですが、今回ご紹介する役員報酬ランキングは上場した「メガベンチャー」です。
(そもそも上場企業ではないと役員報酬がわからないというのもある)
ベンチャーの中でも成功したトップ企業であることはご理解ください。
2020年3月期 ベンチャー企業社長・役員年収(役員報酬)ランキング
順位 | 企業名 | 氏名 | 報酬総額(円) |
1 | ソフトバンクグループ | R.フィッシャー(副会長) | 32億6600万円 |
2 | ソフトバンクグループ | M.クラウレ(副社長) | 18億200万円 |
3 | ソフトバンクグループ | 宮内 謙(取締役) | 12億3000万円 |
4 | ソフトバンクグループ | S.シガース(取締役) | 10億9200万円 |
5 | LINE | 慎ジュンホ(取締役) | 5億8900万円 |
6 | LINE | 出澤 剛(社長) | 3億1500万円 |
7 | ソフトバンクグループ | 今井 康之(取締役) | 3億800万円 |
8 | ソフトバンクグループ | 棒葉 淳(取締役) | 3億800万円 |
9 | リクルートHLD | 峰岸 真澄(社長) | 2億8000万円 |
10 | 楽天 | 穂坂 雅之(副社長) | 2億4800万円 |
役員報酬ランキングを見てわかる通り、ほとんどソフトバンクグループの役員が占めています。
ここでランクインしている方は慎ジュンホ氏を除いて、全員が創業者ではなくヘッドハントされて就任したか、出世して社長や役員になった方です。
ビルゲイツも役員報酬はもらっていないように、創業者は保有していた株で数百~数千億円もの資産を手にしているので、このレベルまで行けば、役員報酬なんて不要なのですね・・
ソフトバンクの孫さんや楽天の三木谷さんがランクインしていないことから、自分の分を優秀な役員に分配しているようです。
まぁ、それにしても年間数十億円をもらうってどんな仕事なんでしょうね。。これが日本のベンチャー業界のトップスターの年収です!
(モチベーション上がりましたか?下がりましたか??)
海外のメガベンチャーの役員報酬はケタ違い!海外のベンチャー社長の報酬ランキング
続いては、海外のメガベンチャーの社長・役員報酬ランキングです。
年収ではなく、合計の報酬額を示しています。
順位 | 企業名 | 氏名 | 報酬総額(円)※円換算 |
1 | Tesla | Elon Musk | 515億円 |
2 | Apple | Tim Cook | 126億円 |
3 | PTC | James Heppelmann | 71億円 |
4 | PayPal | Daniel H. Schulman | 38億円 |
5 | Netflix | Reed Hastings | 36億円 |
1位のイーロンマスクさんは515億円もの報酬をもらっている。。日本とはケタ違いですね。。
創業者、創業メンバーならストックオプションや株を保有しているので、資産としてはもっと持っているといえます。
同じビジネスパーソンとしてここまで稼ぐ額が違うのは正直唖然としますね。。
ただ、誰にでもチャンスはあるということです!(ポジティブ)
未上場ベンチャーの場合社長の年収は?
COMPAS社という世界的に有名な調査会社のこちらの What salary does the founder of your favorite startup get? によると、
71%の社長は、年収500万円以下に設定しているとのことです。
ただ、会社の規模にもよります。何回か資金調達して順調に成長しているのであれば、もっと高いです。
(私の知ってる範囲だとですが。。それともらっててほしいという淡い期待)
「未上場でもベンチャー社長はもっと年収が高い説」に関して補足するとすれば、転職活動していたころ、当時未上場だったのメルカリやBuymaを運営するエニグモは、年収800-1200万円マネージャークラスの求人を出していました。
ということは、役員・社長はもっと年収が高いに決まっています。
※急成長中のスタートアップ・ベンチャーでキャリアは始めたいなら….
イケてるベンチャー・スタートアップに転職してキャリアを築くなら、間違いなく「転職エージェントの活用」が一番効果・効率的。 悩んでいる人はまずは話を聞いてみるだけでもいいかも▼
「起業 or スタートアップ転職 ?」
起業家精神を持つ人であれば必ず1回は悩む道ですね。
どちらも経験しましたが、迷った時の選び方はというと・・
「絶対いま起業したい!」と思うなら起業するべきです。
「ちょっと不安だからもうちょい考えたいな」と思っているならスタートアップへ転職するべきです。
どちらもメリット、デメリットが多く存在しますが、負債リスクを抱えないのはスタートアップへの転職です。
日本のベンチャー界でも、成功している多くの社長は一度スタートアップの社員として経験しています。
(サイバーの藤田社長やGREEの田中社長など)
そこで実力とコネクションを持って、起業をする方がもしかしたら成功する確率は高いのかもしれません。
(起業家から、「そんなもの起業して走りながら身に付けろ!」と言われそうですが、、)
ベンチャー・スタートアップへの転職を成功させるならまずは「転職エージェントの登録から」
ベンチャー転職への最短の道はずばり「転職エージェントの登録」からです。
ベンチャーの幹部候補の求人、創業メンバーの求人は非公開であることが多いです。そのため、コネがない限り、ベンチャー強い転職エージェントから求人紹介してもらう方法しかありません。
私も転職活動期に利用したベンチャー転職に強いおすすめの転職エージェントはこちら。
・ビズリーチ
→ TV CMでおなじみのビズリーチ。年収600万円以上にターゲットを絞っており、ベンチャー転職では、管理職〜役員クラスまで非公開求人のスカウトがガンガン来る。筆者も利用していて、今は上場して数百人規模のベンチャー企業の立ち上げメンバーの紹介を数件受けた。未上場で成長中のスタートアップ志望の人にはかなりおすすめ。
マイナビスカウティング
→ 年収600万円~2,000万円の求人中心のハイクラス特化した転職エージェント。ヘッドハンティング型で、待っていたら希望職種のオファーが来る仕組み。ベンチャーのマネージャー以上の高年収の求人が多い。また、担当エージェントも自らサイト内で選ぶことができ、無料で転職サポートが受けられる。年収600万円以上でベンチャー管理職を狙っている人は登録必須!
・リクルートエージェント
→ 実際に利用して一番ベンチャーの求人を紹介してくれた。総合型なのであらゆる業種・職種をカバー。特に都市部のITベンチャーに強い傾向。
・JACリクルートメント
→ ミドル・ハイクラス案件専門エージェント。ベンチャーの幹部候補・管理者の求人を紹介してくれる。(規模はやや大きめのベンチャー志望者向け)
・マイナビエージェント
→ ベンチャー企業求人多数。会社規模も小~大まで揃えている。
・プロコミット
→ 未上場の小規模ベンチャー・スタートアップに強い。立ち上げメンバーを狙うならここ。
・doda
→ 海外事業立ち上げ等、グローバルな案件が多め。ビジネス職からエンジニアまで幅広く紹介してくれる。
ベンチャーに転職してどうやって大金持ちになる?
過去記事 ベンチャーに転職してストックオプションでどれくらい儲かる?億万長者になれる?! で解説しましたが、ベンチャーに転職して大金持ちになる方法は2つしかありません。
2. バイアウト(買収される)してストックオプションや株の売却益を得る
お気づきだと思いますが、どちらも「ストックオプションまたは株」を保有している前提です。
これがないと数億や数十億もの資産を手に入れることはほぼ不可能です。
(ソフトバンクみたいに巨大企業に成長し、役員報酬としてもらうなら別ですが。。)
株は正直共同創業者ぐらいにしか保有させないことが多いので、ベンチャー転職では「ストックオプション」を重要視するべきです。
採用面接の段階で、「どれぐらいストックオプションがもらえるのか?もらえないとしたら、今後付与する予定はあるのか?」(付与するとしたらどんな条件で付与する?)をしっかり聞いておくべきです。
仮に転職した会社が上場したとしても、ストックオプションも何もない場合、膨大な資産を築くことはほぼ不可能です。
詳しくは、こちらの記事で解説しています。
■関連記事 : ベンチャーに転職してストックオプションでどれくらい儲かる?億万長者になれる?!
まとめ:成功したベンチャー社長・役員の年収はとんでもなかった
億を超える年収をもらっているベンチャー社長・役員は日本でも大勢います。
未上場ベンチャー企業は役員報酬を公開していませんが、儲かっている企業の社長・役員は、2000-4000万円と、かなり高額な年収をもらっている人も少なくはありません。
あと、前述した通り、ランクインしているベンチャー企業社長や役員のほとんどは、「ヘッドハントされてきた人」です。
創業者ではなく「雇われ」経営者だとしてもあれだけの報酬をもらうことが出来れば、起業して自由に経営することも可能です。 個人で数十億も資産を思っているとそれだけでビジネスでの自由度は全然違います。
やっぱり夢がありますねー
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