「管理者になりたくないから転職?」→これを読めば考え変わります

「管理者になりたくないから転職?」→これを読めば考え変わります 転職・キャリアアップ

これまで出世は絶対的な目標であり、昇格することは名誉とされていました。

でも現代は、「管理者になりたくない」と思っている人も多いようです。

わたし自身も管理職をしていましたが、いざなってみると責任は重大で、休みもない。心身ともにしんどい毎日が続きました。

だからといって収入が大幅に増えたわけでもなく・・・不満は募るばかり。

「どうせ働くなら、もっと楽しく仕事したい!」と思い切って、選んだ道は「転職」。

「管理職になりたくないから転職?」と思われるかもしれません。

たしかに管理職になったことで経験できたこともあります。しかし「転職」という選択をしたことで、今は充実した日々を送れています。

今回の記事は、「管理職になりたくない」と悩んでいる人に、少しでも役に立てば嬉しいです。

実は… 8割の人が「出世したくない」と思っている

man sitting on concrete brick with opened laptop on his lap

2020年にマンパワーグループによっておこなわれた調査で、驚くべき結果が出ました。

役職ではない正社員20代~50代の男女400名を対象に「将来、管理者になりたいか」と調査したところ、なんと8割超の人が「なりたくない」と回答したそうです。

参考元:2020年マンパワーグループ調べ

少し前の出世が名誉の時代は、どこにいったのか。

今はこんなにも管理者になりたくない人が多いのですね。

たしかに時代の変化とともに、人々の価値観もライフスタイルも変わるもの。

働き方や働くという意識が変わるのも自然なことです。

では、なぜ管理職になりたくないと思っているのかみていきましょう。

責任の重い仕事をしたくない

管理職になりたくないか理由を聞いたところ、約5割の人が「責任の重い仕事をしたくない」と回答。

この結果だけをみると「仕事のやる気がないだけじゃないか。」と思う人もいるでしょうが、こんな半分の人がそう思うって、なにか背景がありそう・・・。

恐らく背景には、会社での管理者の教育とフォロー体制が整っていないことが挙げられます。

大手企業は人材確保ができており、教育も行き届いているでしょう。もし困ったことがあっても、周囲が何らかのフォローをしてくれます。

しかし近年は多くの企業が、人材不足に悩んでいます。

これまで上司だった人が転職などを理由に退職し、入社順で自分がどんどん上の立場になり、気づけば管理職になっていたということも。(わたしはこのパターンで、入社4年目の未熟な状態で管理職になっていました・・・)

きちんとした管理職への教育がおこなわれ、ある程度の経験があれば自信をもって部下を引っ張って仕事ができます。

しかし実際のところは、教育やフォローする環境が整っていない企業がほとんどです。

そもそも人材が不足しているので、管理職の育成に時間を費やせないのでしょう。

このような体制の整っていない状態で、管理職になって何かトラブルが起きても責任が取れない・・・と思うのは当たり前ですよね。

報酬面でのメリットが少ない

次に多かった回答は、報酬面でのメリットの少なさ。

管理職になったら、月収はUPするものの残業代が適用されないという企業をよく聞きます。

現代の人は、高度成長期の日本のような「出世するためなら、遅くまでサービス残業をする」という考え方ではないので、「自分が仕事した分の正当な対価を得るべき」と考えてる人が多いのでしょう。

しかし労働に関して多くの日本企業は、まだまだ時代遅れの考え方が残っているのが現実。

責任や負担が増えるのに、それにともなう報酬がもらえないのであれば、管理職になる必要はないと思ってしまいますよね。

業務の負担が多い

管理職になると通常の業務に加えて、部下へのマネジメントもしなければなりません。

部下が困っていたらフォローしないといけませんし、書類などのチェック業務も入ります。自分の仕事ができるのは、定時過ぎてからということも・・・。

管理者になれば、業務が増えるということは覚悟しておかなければなりません。

仕事が好きという人は、やりがいを感じられるかもしれませんが、仕事とプライベートを両立させたい人にとっては、なかなか自分の時間が取れず苦痛でしょう。

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「管理者にならない」というキャリアでのデメリット

person wearing watch near laptop

これから管理職を避けてキャリアを築いていくのであれば、「管理職にならない」という選択肢をする上でのデメリットも、しっかりと知っておく必要があります。

管理職になることは、決して悪いことだけではありません。

わたし自身も、管理職を一度は経験してよかったなあと思うこともありますし。

昇格の話がある人も「管理職なんて面倒くさい・・・」とその時の感情だけで断るのではなくて、しっかりと管理職になるメリットも考えた上で、答えを出しましょう。

この先、多くのキャリア経験が積めない

管理職になると、たしかに責任も業務の負担も増えます。

しかしそれ以上にやりがいを感じる場面は多いですし、自分自身の成長にもつながります。

たとえば、下記のようなことは管理職でしかできない経験です。

  • 部下の育成・指導のマネジメント経験
  • 目標達成に向け、チームをまとめていく力
  • トラブルなど問題が起きたときの解決力

こういった経験は、これから必ず仕事をする上で役に立ちます。

人前に立つことや周囲とのコミュニケーションが苦手といった理由で、自分は役職に向いていないと感じている人であれば仕方ありません。

しかし少しでも「管理者になってもいいかな?」と思う人であれば、一度経験してみるとよいかもしれません。

挑戦せずにはじめから諦めてしまうのは、後悔だけが残ってしまいます!

昇格・昇進しない限り、年収UPは見込めない

会社からは「管理職を目指さない人=成長する気のない人」と捉えられるので、そのような人に対して給料を上げることはしません。

これは「管理職にならない」と選択したのであれば、覚悟しておかなければなりません。

自分が昇格・昇進を拒む限りは、いくら不満ももっても飲み込むしかないでしょう。

年下が上司になる

自分が管理職を断り続けると、いずれ後輩が管理職になります。

すると年下上司、自分は年上部下の関係になることは、明確です。

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人によっては、これは一番つらいことかもしれませんね。

自分だけでなく、後輩にとっても先輩が部下だと言いたいことも言えず気を使いますし。

結果的に周囲からも扱いにくいと思われて、会社に居づらくなるかもしれません。

「転職」という選択から見えてくるもの

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そもそも「管理職になりたくない」と思うのは、もしかしたら自分が今の仕事にやりがいを感じていないか、環境のよい会社で働けていないからではないでしょうか。

本当に好きな仕事ができていれば、責任が大きくても仕事が忙しくても、そこまで苦ではないはず。

やりがいを感じていると、成長したい!という気持ちにもなり、管理職になることも前向きに考えられます。

また環境の良い会社であれば、若手のときから教育やフォロー体制が整っている中で働いているので、このまま昇格・昇進しても不安に感じることは少ないですよね。

さらにきちんとした教育を受けてきた分、次は自分が後輩を育てていきたいと思うもの。

報酬面においても、先輩から管理職になったときの年収の情報ぐらいは、働いていたら自然と入ってきます。

先輩からの情報を聞いて、魅力的に感じられないのであれば、その程度の会社ということです。

それであれば「転職」して、新たな道を進んでみるという手もあります!

今の会社で管理職をしたくないと思っても、もっとよい会社に転職できれば、もしかしたら「ここだったら、管理職してもよいかな!」と思えるかもしれません。

また転職してすぐに管理職になることはないので、それまである程度時間は稼げます。

その間に自分は本当にこのまま昇格・昇進を避けたキャリアで働いていくのか、ゆっくり考えられます。

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「管理職になりたくない」で終わらせない!

30代で管理職に転職する人の共通点とは?

昇格・昇進したいと思うか思わないかは、人それぞれです。

しかしあまりにも成長する気がないと、企業にとっても迷惑ですし、自分自身もそのような気持ちのまま働き続ける方がしんどいですよね。

わたしは管理者がしんどくて転職という道を選びましたが、結果的に転職エージェントから紹介してもらって、環境のよい職場に働くことができました。

いまは自分のしたい仕事をして、楽しく充実した日々を送れています。

またわたしの上司は子育て中の女性課長ですが、会社からのサポートが整っているので、定時に帰って毎日保育園にお迎えにも行けています。

そのような姿をみていると、わたしも今のところだったら管理者になってもよいかな!と前向きな気持ちでいます。

もしかしたら「転職」という道を選ぶことで、考えが変わるかもしれません!

「管理職にならない」と決めるのは、その後でも遅くはありません。

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