こんな疑問に答えます。
・商社から転職した私が後悔しているか?
・商社を辞めた理由
・商社からのおすすめ転職先
・商社から転職する方法
この記事を書いている私は、新卒で総合商社に入社し、5年間勤めてベンチャー企業に転職しました。
実体験も踏まえて総合商社からの転職について解説していきます。
グローバル転職を志している方へ~
この記事を見ている方は少しでもグローバルな仕事に興味があるはず!
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【結論】総合商社から転職して後悔は全くしていないです。
結論、「転職したことに後悔していません」
そして総合商社で働いたことも全く後悔していません。むしろ自分のキャリアにおいて素晴らしい経験・経歴を獲得したと思っています。
そう、後悔していない理由は「新しいことに挑戦できたから」です。
、、、ってかっこいいこと言っちゃいましたが、私が転職した理由はそんなキレイごとばっかではありません。
後悔しないために知っておくべき「人々が総合商社から転職を決意する理由」
総合商社を辞める前にまずは他のひとはなぜ転職を決めたのかを知っておいた方がいいです。
商社時代の元同僚や元商社マンの知人に聞いてみたところ一番多かったのはこの3つの理由です。
・若いうちにもっと色んなことに挑戦してみたかったから
・人間関係で嫌になった
・激務だったから
3つともかなり納得できます。
若いうちにあれもこれも経験したい… けど実態は…
まず、「若いうちにもっと色んな挑戦がしたい」という回答の背景に「大きな組織である商社では色んな挑戦がし辛い」という実態があります。
これは商社に限ったことではないかもですが、大企業であれば部署・部門が細分化されており、業務プロセスもしっかり設計されています。
商社といえども、「扱う商材・担当領域」はガチガチに決まっているのです。
なので、「挑戦できる範囲」は「所属部署」に大きく影響されます。
「体育会系」のイメージが強い商社ならでは…
2つ目の「人間関係で嫌になったから転職する」という理由は、体育会系のイメージが強い商社ならではの悩みですね。
確かに体育会系の人が多いのは事実ですが、この理由がメインで転職する人は私の知る限りではあまり多くないです。
確かに上下関係は厳しいですが、それは商社に限った話ではないかと。(古い会社あるあるです)
また、昨今商社では積極的に中途採用して、色んな能力を持った多彩な人材を集めているので、そこまで上下関係(どっちが偉いとか)は厳しくなくなってきていると思います。
やっぱり激務ではあります…
大半の人が海外と関連する部署へ配属されます。
商社が長時間労働、いわゆる「激務」と言われる最大の理由はやはり取引先との「時差」にあると思います。
仕事量はそこまで多くないのですが(人もめちゃ採用するし、人手不足ではない)、
やりとりする相手が外国にいる関係で、かなり拘束時間が長くなってしまいます。
なので、体力的に辛いという商社マンは続出しているのは事実です。
ちなみに私が総合商社を辞めた理由はこちらの記事で事細かく書いているので是非どうぞ。
商社マンなら共感する部分も多いと思います。
総合商社からの人気な転職先は?【意外と年収ダメージは少ないです】
総合商社で働いていたひとの次なるキャリアとして圧倒的に多いのがこの4業種です。
商社からの転職先
・外資コンサル
・ベンチャー
・外資金融
・メーカーの海外営業
総合商社で身に付けた業界の知見・提案力を活かして「コンサルティング業界」へ飛び込む人多数
私が知っているなかで商社マンの転職先として一番多いのがコンサルです。
肌感覚としては総合商社から外資コンサルへの就職が一番多いです。私の同期の場合でいうと、転職組の50%が外資コンサルに転職しました。
総合商社で働いていると担当業界に関してかなり深く、広く熟知することが出来ますね。また、その業界で色んな提案をしてきているので、コンサルとしては商社マンの知見、コネ、提案力がほしいのです。
また、関連業界でなくても商社マンの提案力、行動力はコンサルの仕事に近しいものがあるため、結構転職しやすいです。
あと、転職する際に重視するのが「年収の変動」ですよね。
外資コンサルなら総合商社レベルまたは、年収アップが見込めます! 私の知人も20代後半で外資コンサルに転職して年収2割ぐらいアップしました。
コンサルへの転職を考えてみよっかなーって方はまずはコンサル専門の転職エージェントに話を聞くのがおすすめです。
外資・国内コンサルティングファームに強いおすすめの転職エージェントはコチラ!
転職エージェント | 特徴 |
---|---|
JACリクルートメント | 外資・グローバル職に強い大手ハイクラス転職エージェント。外資コンサルの案件量は国内トップクラス。コンサルの求人紹介してもらう上で登録必須。 |
ロバート・ウォルターズ | 外資コンサル・金融への転職希望者などの「グローバル人材」に特化した転職エージェント。東京・大阪にオフィスがあり、関東・関西求人が多い傾向。過去の面談データを保有しており、外資コンサルの面談対策をしっかりしてくれるためおすすめ。 |
doda エージェント | 総合型転職エージェント。コンサルティングファームの面接対策サポートはあまり期待できないが、案件量はとにかく多いので、登録しといて損はない。 |
アクシスコンサルティング | コンサルタントになりたい人向けに特化した転職エージェント。戦略コンサルだけではなく、IT,シンクタンク,人事コンサルなど、あらゆるタイプの求人を紹介してくれる。あとは、コンサルタントとして独立したい人向けに案件紹介もやっている。(大手戦略コンサルファームというよりかは、国内ファームに強い) |
コンコードエグゼクティブグループ | 外資戦略コンサルティングファームの転職に特化したハイクラス転職エージェント。約2割以上の世界3大ファーム(マッキンゼー、BCG, ベイン)の内定者はコンコード経由だそうです。その理由の1つに、戦略コンサルファームの選考対策ノウハウかなり蓄積しており、戦略ファーム内定のためにフルサポートをしているからである。 |
JACリクルートメントは商社出身でコンサルへの転職支援の実績が多いのでおすすめです!
無料でキャリア面談してくれるので総合商社からコンサルになったひとのことをまずは色々聞いてみてはどうでしょう?
総合商社からベンチャー・スタートアップの創業メンバーとして転職:Zero to Oneを目指して
裁量の広さやスピード感を求めてベンチャー企業に行く人もある程度います。(私もその一人です)
何と言っても年功序列が残る総合商社とは違い、自由度が圧倒的に高いです。
また、創業者メンバーや役員などのポジションで入るひとが多いです。
ただ、1つ注意が必要なのが、「ベンチャー企業の大きさにより働き方が全然異なる」ということです。
「よし、ゼロからサービスを作ってやるぜ!」と言ってベンチャー企業を探しても、既に社員50人いるようなベンチャーではすでに仕組みが出来上がっており、自由度は思ったより高くはないです。
かといって、「ベンチャーで創業メンバー」を募集している生まれたての会社を探すことはかなり難しいです。
私の場合は転職エージェントに、以下の条件に絞ってひたすら案件を紹介してもらっていました。
・社員数: 5人以下
・事業内容:複数あり(パッと見不明)
年収はというと、やはりDOWNを覚悟した方がいいです。
ただ、年収DOWNと引き換えにベンチャー特有の「ストックオプション(株に変えられる権利)」を出すところが多いです。
例えばその会社が買収されたり、上場したりした場合、そのストックオプションで多額のお金が手に入る可能性があります。夢がありますよね。
ストックオプションの仕組みについては、こちらの記事で詳しく書いているので興味がある方は是非どうぞ!
ベンチャー・スタートアップへの転職はマイナビスカウティングや プロコミットがおすすめです。
ベンチャー企業の創業メンバーや幹部候補の求人をバンバン紹介してくれます。
私も転職活動時代に使っていました。
総合商社の事業投資経験を活かして投資・金融系へ行く人も
事業投資の経験、知識があるひとなら投資金融がおすすめです。
ただ、事業投資をがっつり総合商社でやれるのはせいぜい30代中盤ぐらいからかと。
それぐらい総合商社で程度経験を積むと、投資事業(M&A,出資)を担当する人が多いです。
そんな人はファインナンスの知識を活かして外資金融に転職するといった感じです。
事業投資ノウハウ持っています!という方は年収UPも大いに見込める投資・金融系への転職もチャレンジしてみてもいいかと!
転職先で多いのがPE(プライベートエクイティ)、VC(ベンチャーキャピタル)、外資投資銀行です。
まずは、金融系に強いハイクラスな求人のみ扱う「JACリクルートメント」という転職エージェントに登録するのがおすすめです。転職エージェントが無料で色々相談に乗ってくれます。良い案件があれば知らせてくれるので転職するにしろしないにしろ登録しない理由はないですね。
「メーカーの海外営業」: 専門商社出身者に人気
メーカーの海外営業は、専門商社からの転職者に人気です。
自社で海外営業部隊を持っている大規模メーカーは、海外営業経験豊富な商社出身を積極的に採用しています。
また、メーカーでも駐在できるチャンスがあるため、志望する人は多いです!
※ ちなみに総合商社へ最速で転職する方法は…
少々脱線しますが、「総合商社へ転職したい!」と思っているはまずは「商社に強い転職エージェント」への登録が1stステップです。
例えば、en World(エンワールド)やビズリーチは総合商社にめっぽう強いエージェントとすぐに繋がれるのでおすすめです。その後は担当アドバイザーと二人三脚で選考対策していけば、商社転職へぐっと近づきます!
総合商社に強いおすすめ転職エージェントのまとめはこちら▼
【絶対後悔しない】総合商社から好条件の企業へ転職する方法
転職は新卒採用の集団採用と違って、人それぞれ条件が異なります。後悔しないためにも「まずこれだけは絶対やるべき」って思うことをまとめてみました。
希望する業界に強い転職エージェントに登録する【合計4社ぐらいまででOK】
登録エージェント数はというと、MAX4社ぐらいでいいかなと思います。あまりに多いと管理できなくなるので。
上で紹介した各業界に強い転職エージェントも含めた、登録すべきおすすめ転職エージェントはこちらです↓
【コンサル業界に強い】
・JACリクルートメント
→ 外資金融や国内大手投資会社の求人が特に多い。
・アクシスコンサルティング
→ コンサル紹介数業界トップ。コンサル志望者は必須。
【ベンチャー業界に強い】
・マイナビスカウティング
→ 年収800万円~2,000万円の求人中心のハイクラス特化した転職エージェント。ヘッドハンティング型なので待っていたら希望職種のオファーが来る仕組み。ベンチャーではCMOやマネージャーレベルの管理職の求人が多いため、経験積んだマーケターにはおすすめ。
・プロコミット
→ スタートアップに特化したエージェント。
・リクルートエージェント
→ 実際に利用して一番ベンチャーの求人を紹介してくれた。総合型なのであらゆる業種・職種をカバー。特に都市部のITベンチャーに強い傾向。
【投資・金融業界に強い】
・ロバート・ウォルターズ
→「外資」「グローバル人材」に特化した転職エージェント。東京・大阪にオフィスがあり、関東・関西求人が多い傾向。特徴は、外資コンサル・金融の過去の面談データを蓄積しており、手厚い選考対策サポートをしてくれる点。選考対策が不安なら登録オススメします。
転職エージェントに登録したら案件紹介を待つのみ
あとは、自分の要望にマッチする企業がいたらエージェントから連絡もらえます。
気長に待つのみです。
注意点がもう1点、転職先から内定をもらうまでは今の会社の人に気づかれないよう配慮することです。
転職の噂が出回ると仕事上何かとやりにくくなるので。
転職エージェントを通して、企業に聞きたいことを代わってヒアリングしてもらう
面接が始まって選考が進んだら、聞きたいことを転職エージェントを通じて何でも聞いてみてください。
やはりお金などの待遇面は気にありますよね。ただ直接聞くのも気が引けるので転職エージェントを活用してみてください。
商社から転職に成功した人の共通点とは?
私がいままで会ってきた中で、希望の職種に転職できた人の共通点を紹介します。
① 学習意欲がハンパない人
ただでさえ、本業で忙しいにも関わらず、毎朝7時に出勤して2時間勉強していた同期がいました。
何を勉強してるか気になってのぞいてみると、本業では学べない財務知識や会社経営学を勉強していました。
その数か月後、彼はデロイトトーマツに転職しました。
スキルは、教えてもらうものではなく、自分で取りにいくものですね。
② 結構前から転職エージェントに複数登録している人
これは自分自身の経験談でもあります。
「転職は巡り合わせ」です。
その機を逃さないよう前々から転職エージェントに登録することをおすすめします。
具体的には、「転職しよっかなー」ぐらい思ったぐらいから、まずは転職エージェントに登録して、希望の案件を紹介してもらうように設定することです。
私の場合は、転職する1年ぐらい前から登録し、情報収集していました。
商社マンが転職しやすい理由
実体験から言うと、商社からの転職はしやすいと思います。市場価値が高く、色々な会社からオファーがもらえる人が多いです。
では、なぜ商社出身者は転職しやすいのか?
その答えは、「商社での経験・仕事内容」にあります。
理由①:行動力が高い
商社は未開の地でビジネスを興して成長した業界です。しかも海外で。
商社では、「行動力が高く、様々な関係者を巻き込み推進していく人」が圧倒的に多いです。
そんな素質を評価し、ほしがる企業は多いです。
理由②:コミュニケーション能力が高い
モノを持たない商社は、ヒトが資源です。相手を説得する力、理解する力が高い人が多いと思います。
あらゆる国籍、背景を持つひとでも物怖じせず、会話するのに非常に慣れています。
なので、面接官からの印象も良くなる傾向にあります。
理由③:言語力が高い
上記理由とプラスで他言語が話せる人は更に評価されます。私がいた商社でもバイリンガル、トリリンガルは当たり前でした。
しかも、ビジネス会話で話せるレベルです。日本人の70%が日本語しか話せない中、企業側としてはビジネスレベルの言語力を持っている人材を探すのは大変困難です。
駐在経験もあれば尚評価されると思います!
商社から転職する前に知っておくべきこと
私の経験から、いざ商社から転職しようとする前に事前に認知しておくべきことをお伝えします。
転職したら後戻りはできません。後悔ない転職にするため事前に以下のことは知っておくべきです。
・年収ダウンは覚悟 → 商社の平均年収は高いのでありうる。
・一度退職したら二度と戻れない → 後戻りはできません。
・家族から反対される → 本当に考えて決断したのなら、説得するっきゃない!
・夢の海外駐在生活はしばらく困難 → 転職先ですぐに駐在に行けるところはほとんどありません
まとめ:後悔しないためにも少しでも迷っているなら総合商社から転職するべき
総合商社からの転職先など色々書きましたが、総合商社を辞めたことを後悔したくないなら自分が新しい挑戦できる場所なら転職してみるべきです!
しっかりと考えて転職を決意すれば、決して後悔はしないと思います。
仮に転職先が失敗して倒産したとしても、総合商社出身者ならすぐに転職できるのでリスクはほぼないと私は思っています。
一番危ないのは、「不満があるのに、興味が社外にあるのにそれを抑えて10年も20年も同じところにいること」です。
仕事ライフが格段と楽しく、充実したものとなり、1度思い切って将来のために転職を決意すると、その後のキャリア形成も積極的になれます。結果的に人生が豊かになると私は思います。
後悔しないためにも自分が本当に今やりたいことを自問してみてください。
この記事を通して、みなさんの背中を押せれば嬉しく思います。
上で紹介したおすすめ転職エージェント一覧はこちらです。
【コンサル業界に強い】
・JACリクルートメント
→ 外資金融や国内大手投資会社の求人が特に多い。
・アクシスコンサルティング
→ コンサル紹介数業界トップ。コンサル志望者は必須。
【ベンチャー業界に強い】
・CAREER CARVER(キャリアカーバー)
→ 年収800万円~2,000万円の求人中心のハイクラス特化した転職エージェント。ヘッドハンティング型なので待っていたら希望職種のオファーが来る仕組み。ベンチャーではCMOやマネージャーレベルの管理職の求人が多いため、経験積んだマーケターにはおすすめ。
・プロコミット
→ スタートアップに特化したエージェント。
・リクルートエージェント
→ 実際に利用して一番ベンチャーの求人を紹介してくれた。総合型なのであらゆる業種・職種をカバー。特に都市部のITベンチャーに強い傾向。
【投資・金融業界に強い】
・ロバート・ウォルターズ
→「外資」「グローバル人材」に特化した転職エージェント。東京・大阪にオフィスがあり、関東・関西求人が多い傾向。特徴は、外資コンサル・金融の過去の面談データを蓄積しており、手厚い選考対策サポートをしてくれる点。選考対策が不安なら登録オススメします。