・総合商社からコンサルへ転職しようとしている人
・総合商社から転職しようか悩んでいる人
・総合商社からのキャリアパスは何があるか知りたい人
実は私も総合商社時代にコンサルに転職しようかと悩んでいた一人です。
総合商社からの転職先で一番人気なコンサルですが、実際になぜ商社からコンサルへ行く人がいるのか?どんな方法で転職に成功しているのか?など解説していきます。
実際に総合商社からコンサルに転職した元同僚ともヒアリングして書いた記事なので、説得力はあるかと。
是非興味のある方は読んでみてください!
総合商社からの転職先で一番人気はコンサル!
みなさん、総合商社で働いているなら共感してもらえるかもですが、商社から転職でコンサル行く人多くないですか??
(もしNoなら、もしかしたら私の前職が特段多かったのかも。。)
コンサルティングファームとしても、総合商社出身者を多く転職で採用しています。
今回は、「なぜ総合商社マンがこぞってコンサルへ行くのか?」を解析していきます!
総合商社を辞めたい!と思っている人はどんなキャリアパスを歩んでいるのか?
商社マンが次なるキャリアパスとして何が多いのか?
それはこちらでっす!
・コンサル → 一番人気!
・ベンチャー → 規模は様々。
・外資金融 → 中堅多め
こんな感じです。あんま驚きはなかったかと思います。
まぁどこへ転職するかは、総合商社を辞めたいと思った理由とかなり関連すると思うので、パターンを把握するのは正直難しいと思います。
ちなみに私が総合商社を辞めた理由はこちらです!
■関連記事 : 私が総合商社を辞めた理由
総合商社からコンサルに転職して正解!その理由とは?
総合商社からコンサルに転職した元同僚を何人も知っていますが、みん名がみんな転職したことを後悔していません。むしろ、大きなキャリアアップになったようで大満足しています。それはなぜか?
コンサルティングファームと総合商社のビジネス特性から解説してみたいと思います。
英語が活かせるから
日本でビジネスの場で英語を使える人って意外と少ないのはご存知でしょうか?
そんな低いはずない!と思いますが、知人いわく、日本人の約5%しかビジネスレベルの英語力を持っていないそうです。(情報ソース、真実はわかりません。。)
自分の知り合い50人の中に2人ぐらいビジネスレベルの英語話せる人がいれば、結構信頼性はあるかなとお思います。
総合商社マンは英語が堪能な人が多いです。また、海外事業や駐在経験により英語力がベラボーに向上する人もたくさんいます。
そんな総合商社マンが身に付けた「英語力」はコンサル(特に外資コンサル)で多いに活用できます。
ビジネスで英語を使う仕事は商社以外あまりないので、英語力は、特に外資コンサルからは評価されます。
総合商社はコンサルタントと接点が多くあるから
総合商社はコンサルを頻繁に利用しています。
例えば市場調査や業務改善とか事業戦略とかで。
私の前職は、コンサルタントが1-2年ぐらい常駐していたので、仕事する機会や話す機会が多かったです。
総合商社の人にとって、コンサルタントと接点が多くあると具体的な業内容、サービス提供方法を間近で知ることが出来ます。これは大きなメリットです。
しかもコンサルフィーもわかるのでどれぐらい稼いでいるのかもすぐに推測出来ちゃいます。(ちなみに前職ではびっくりするぐらいのコンサルフィーを払っていました、、)
年収UPを見込める可能性があるから
総合商社からの転職で年収UPする業種はめちゃめちゃ限られます。
数少ない年収UPが見込める転職先の1つがコンサルティングファームです。
どちらかというと外資のコンサルファームの方が年収UPを見込める可能性が高いです。
外資コンサルに行った同期は、転職時は同水準の年収で、1年後には2割ぐらいアップしてます。
年収を下げたくない人にはコンサルはかなりおすすめです。
総合商社出身者は業界構造を深く理解しているから
大手コンサルティングファームの顧客は、大体大企業です。従ってコンサルタントは、きれいな大企業の会議室で話しながら課題や戦略を立てることが大半です。
一方で、部署により差があると言えど、総合商社マンの仕事場は「現場」が多いです。例えば出資先の工場に出向いたり、物流倉庫で現物見ながら業務改善したりと。
私の商社時代もそうでしたが、中小企業の工場長や社長と現場で仕事をする機会が多かったです。
このスタイルの最大のメリットは、具体的なオペレーションの実態、業界の課題、構造を理解することが出来る点です。
そんな経験から、総合商社出身者がコンサルになったら、提案の幅が広がります。
1点注意が必要です。これをコンサルティングファームにアピールするのであれば、「同業界への配属」を覚悟しておいた方がいいです。例えば商社で、自動車事業部だったら、コンサルの担当業種も自ずと「自動車関連メーカー担当」になるということ。
コンサルへ行った知人の半数ぐらいは、「商社所属部署と関連のある担当業界」への配属でした。
まぁ結果を残せば、色んな業界を担当出来るようになると思うので最初だけですが。
総合商社からコンサルに転職する際のおすすめ転職エージェント!
では総合商社からコンサルに転職を成功した人はどんな転職エージェントを使っていたのでしょうか?
コンサル転職成功者に聞いてみたところ、挙がったのはこれらの転職エージェントです。
転職エージェント | 特徴 |
---|---|
JACリクルートメント | 外資・グローバル職に強い大手ハイクラス転職エージェント。外資コンサルの案件量は国内トップクラス。コンサルの求人紹介してもらう上で登録必須。 |
ロバート・ウォルターズ | 外資コンサル・金融への転職希望者などの「グローバル人材」に特化した転職エージェント。東京・大阪にオフィスがあり、関東・関西求人が多い傾向。過去の面談データを保有しており、外資コンサルの面談対策をしっかりしてくれるためおすすめ。 |
doda エージェント | 総合型転職エージェント。コンサルティングファームの面接対策サポートはあまり期待できないが、案件量はとにかく多いので、登録しといて損はない。 |
アクシスコンサルティング | コンサルタントになりたい人向けに特化した転職エージェント。戦略コンサルだけではなく、IT,シンクタンク,人事コンサルなど、あらゆるタイプの求人を紹介してくれる。あとは、コンサルタントとして独立したい人向けに案件紹介もやっている。(大手戦略コンサルファームというよりかは、国内ファームに強い) |
コンコードエグゼクティブグループ | 外資戦略コンサルティングファームの転職に特化したハイクラス転職エージェント。約2割以上の世界3大ファーム(マッキンゼー、BCG, ベイン)の内定者はコンコード経由だそうです。その理由の1つに、戦略コンサルファームの選考対策ノウハウかなり蓄積しており、戦略ファーム内定のためにフルサポートをしているからである。 |
まだコンサルへの転職を決めかねている方、転職するのもを決めかねている方もまずは転職エージェントやサイトへ登録して情報収集することをおすすめします!
(私の場合、転職活動を始めて転職するのに1年もかかりました。。まぁ最初の方はエージェントと話したり、サイト登録したりしかしてませんでしたが。)
【転職前に知っておくべき】総合商社からコンサルへ転職で後悔するとしたらどんなこと?
総合商社とコンサルティングファームの違いは大きいです。転職後に後悔しないためにも以下のことは事前に知っておくべきです。
海外出張・海外駐在はほぼなくなる
外資コンサルであれば、ちょいちょい海外出張するケースがありますが、総合商社マン程の頻度での海外出張はなくなります。海外駐在も総合商社なら若手から駐在に行きますが、コンサルの場合、かなりレアになります。
もっと激務になるかも
ただでさえ総合商社は激務なのに、コンサルは更に激務になる可能性があります。まあ総合商社で働いているなら、耐性が出来ているので問題ないと思います。
UP or OUT
総合商社の場合、いくら成績が悪くてもクビになることはほぼないですよね。(左遷させられるだけ)
外資コンサル業界では普通にあります。転職を促されたりして退職まで追い込みます。
ただ、その分業績が良いと年齢・年次も関係なく、昇格、昇給出来ます。
個人的にはこの成果主義の方が好きですね。
総合商社への出戻りが流行っている
総合商社を一度退職した人が、再度復職する「出戻り」が総合商社の間で流行っています。
知っているところでいうと、三井物産、丸紅、豊田通商は出戻りを受け入れています。
外で一度学んだスキルや経験を総合商社で発揮することを期待されているからです。
まとめ:総合商社からコンサルへ転職は正解
総合商社で養ったスキルや経験はコンサルの仕事で多いに発揮できると思います。
コンサルは、成果を激しく求められ、それによりプレッシャーは更に大きくなるかもですが、その分リターンは大きいです。
何よりも、仕事をしているのが好きで、スキルアップを常に考えている商社マンには絶好の転職先です。
コンサルからの転職先は更に幅が広がります。