言語最強の仕事、通訳。ビジネスシーンや国際会議で大活躍しています。
異なる言語を使っている姿はめちゃかっこいいですよね!
そんな通訳の資格について解説していきたいと思います。
どんな資格が必要?勉強法は?試験は?などの情報をまとめてみました!
通訳になるためにはどんな資格が必要?
端的にいうと通訳者になるための資格は存在しません。
なので
「通訳スキル」をマスターすること
「通訳派遣会社」に登録すること
が何よりも近道です。
とはいっても自分で「通訳できます!」といっても最初は誰からも仕事をもらえませんよね。
まずは、派遣会社に登録または、観光ガイドを募集している旅行会社で登録することが仕事の依頼を受ける第一歩です!
通訳会社やツアーガイドから依頼を受けるために必要な資格は?
それでは、通訳派遣会社やツアーガイドとして「通訳の仕事を受注する」上で、どのような資格が必要なのでしょうか?あくまでもこれらの資格を持っていると”優遇”はされるため、取得することをおすすめします!
ビジネス通訳検定「TOBIS」
ビジネス通訳検定「TOBIS」は、特定非営利活動法人が運営する民間資格です。
通訳としてのスキルに一番直結する資格ではないでしょうか。ビジネスシーンや国際カンファレンスで通訳者になりたいひとは取得をおすすめします。
内容はというと、筆記試験、逐次通訳試験、同時通訳試験があります。
4級から1級まであり、ビジネスで通訳の仕事を受けられるレベルは2級からです。
なので2級が取れれば、大半の通訳会社で仕事がもらえるレベルです。
通訳案内士
通訳案内士は言語系の唯一の国家資格です。通訳ガイドとして必要な外国語での日本の文化、歴史、政治、地理、観光名所の案内が出来るかというテストがあります。
英語、フランス語やドイツ語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、アジアでは中国語、韓国語、タイ語から選択して受験することができます。
1次試験は筆記試験、2次は口述試験です。筆記試験は、言語テストのほかに一般常識の科目があります。
2次試験は、外国語で日本の紹介、観光地の案内ができるか試されます。
ただ頭にいれてもらいたいのが、2018年までは観光ガイドを外国語出る上でこの通訳士の資格が必須だったのですが、2018年以降、法律が改訂され、「だれでも観光ガイドとして報酬を受け取ることができる」ようになりました。
従って、通訳案内士の資格は観光ガイドとして働く上で必須ではありません。
ただ、大手旅行会社や観光ガイド団体において、通訳案内士の資格は必須または優遇されており、取得すると仕事をもらえやすくなります。
個人的には、、かなりハードル高いため、ツアーガイドとしてのスキルをまずは身に付けて資格条件がないツアー会社、旅行会社に登録して、実績を積むことをおすすめします。
というのも、通訳案内士の合格率はわずか20%程度らしく、その割には資格を持っていてもバンバン依頼がくるということはないようです。
独学でガイドになるために学べるこちらの本がおすすめです。業界では有名な観光コンサルタントが執筆しており、「個人で稼ぐ時代において何をするべきか?」ということが言述されています。ガイドとしての可能性や業界構造を知る上で最適です!
医療通訳士技能検定試験
こちらは医療通訳者向けの試験です。医療通訳者とは、医師と患者を繋ぐ役割を果たしています。絶対に適切に患者に伝えなければならない、医療機関での会話を通訳します。なので、医療の専門知識が問われます。
英語を流暢に話せる医師も少なくはないですが、やはり間違った伝わり方をすると大変なことになるため、プロの通訳士がNPO法人や派遣会社経由で出動ことが主流なようです。
まとめ:通訳になるためには資格はいらない!ただ、キャリアパスは見立てておく
どんなキャリアでも共通することですが、やはり実際に働く上で必要なことをしっかり見立ててスキルアップしていくべきだとつくづく実感しますね。。(過去に使えない資格をがんばって3か月勉強したことがあるため胸が痛いです。。)
通訳者になるため(=仕事を受けるようになるため)には、やはり通訳会社の登録が必要ということです。
そのうえで、各社が求めている資格や要件を満たすために取得するという訳です。
是非こちらの記事も併せて読んでみてください。