この記事はこんな疑問に答えます。
筆者は、大企業からベンチャー企業に4年前に転職しました。転職活動中、「ベンチャー企業に転職したい!」と決めてからは優良ベンチャーを色々な手段で探していました。
そんな中、私が最も役になったベンチャーの探し方をご紹介します。
優良ベンチャー企業の求人の賢い探し方4つ
「ベンチャーってそもそもどうやって求人を見つければいいの?」
私も転職活動中にこれはかなり困っていました。大企業なら名前とサービスを知っているからイメージ出来るけど、全く無名のベンチャー企業はどうやって探すか。。
色々情報収集した結果、行き着いたのはこの4つの方法です!
1. 転職エージェント・転職サイトで紹介してもらう → これはテッパンです
2. スタートアップニュースサイトで見つける → おすすめのサイトは後述します
3. イノベーター向け雑誌で見つける → 注目されているベンチャーなら探せます
4. プレスリリースをチェックする → 地道ですが、探せる数は増えます
ベンチャー求人の探し方①「転職エージェント・転職サイトで紹介してもらう」
断言します。この方法が一番効率的で効果的です。
転職活動では不可欠の転職エージェントとサイトの活用は、ベンチャー企業への転職でも同じです。
無名で応募が集まりにくいベンチャーだからこそ、転職エージェントや転職サイトで積極的に求人掲載しています。
転職エージェントでベンチャー求人を紹介してもらう方法
担当エージェントにご自身の希望を事細かく伝えればそれにマッチした求人を紹介してくれます。
例えば勤務地、職種、業種、創業年数、従業員数、ポジション、最低年収等々。
私の場合は、設立間もない「シードベンチャー」を希望していたので、エージェントに伝えた自分の希望条件はこんな感じでした。
・社員数10名以内
・IT系
・マネージャー以上
・年収500万円以上
・勤務地こだわりなし
そしてエージェントがこれにマッチした求人をその場で紹介してくれ、定期的に紹介してくれるようになりました。
ちなみに、ベンチャー企業に強いおすすめの転職エージェントはこちらです。私も利用していて役になったエージェントなので品質はまず問題ないと思います。(担当者により、良し悪しは若干差がありますが)
【創業したてのスタートアップを探すなら】
・ビズリーチ
→ TV CMでおなじみのビズリーチ。年収600万円以上にターゲットを絞っており、ベンチャー転職では、管理職〜役員クラスまで非公開求人のスカウトがガンガン来る。筆者も利用していて、今は上場して数百人規模のベンチャー企業の立ち上げメンバーの紹介を数件受けた。未上場で成長中のスタートアップ志望の人にはかなりおすすめ。(3ヶ月以降は有料アカウントではないと、ヘッドハンターからスカウトもらえないので、3ヶ月以内に転職終わらせることをおすすめ)
・マイナビスカウティング
→ 今までで一番優良スタートアップを紹介してくれた。ヘッドハンティング型で、待っていたら希望職種のオファーが来る仕組み。また、担当エージェントも自らサイト内で選ぶことができ、無料で転職サポートが受けられる。創業仕立てだけど、資金調達しているような将来有望なベンチャーを狙うならここ。
・プロコミット
→ 未上場の小規模ベンチャー・スタートアップに強い。立ち上げメンバーを狙うならここ。
・ジョブトラ20s
→ 第二新卒×成長ベンチャーに特化した転職エージェント。20代でこれから成長ベンチャーへ飛び込んで創業メンバーとしてキャリアを積んでいきたいと思っているならここ。
・doda
→ 海外事業立ち上げ等、グローバルな案件が多め。ビジネス職からエンジニアまで幅広く紹介してくれる。
【規模大きめのベンチャー中心】
・DYM転職
→ 20代でベンチャー未経験者や第二新卒の転職に特化した有名転職エージェント。メガベンチャー〜創業したてスタートアップまで幅広く紹介してくれる。ここの特徴は経営者と直接やりとりしていることが多いのでベンチャーの未公開求人を保有している。若いうちから成長ベンチャーに転職してコアメンバーを狙うならここ。
・リクルートエージェント
→ 実際に利用して一番ベンチャーの求人を紹介してくれた。総合型なのであらゆる業種・職種をカバー。特に都市部のITベンチャーに強い傾向。
・マイナビエージェント
→ ベンチャー企業求人多数。会社規模も小~大まで揃えている。
【コーポレート部門の職種でベンチャーに強い転職サイト】
・転職SYNCA
→ コーポレート部門(人事・総務・経理・経営企画etc)に特化した転職エージェント。ベンチャーの求人が結構多く、バックオフィスでベンチャーに入りたい人は必須。
転職サイトでのベンチャー求人の探し方
転職サイトはエージェントと違い、基本的には自分で求人を探すスタイルです。
なのでベンチャー求人を探すためには絞り込みをかける必要があります。
例としてリクナビNEXTでのベンチャー求人絞り込み方法は上図の通りです。
「設立年数を浅く設定すれば」ベンチャー企業が絞り込みできます。
そこから、希望の職種、業種で更に絞り込みかければマッチするベンチャー求人が見つかりやすくなります。
ベンチャー求人の探し方②「スタートアップニュースサイトで見つける」
この探し方を意外とやっている人は少ないです。
スタートアップ・ベンチャー企業に特化したニュースサイトが存在します。
日々流れてくるニュースでベンチャー企業を特定し、そこから求人情報を入手するという方法です。
求人の入手方法は、企業HPでもいいですし、エージェントに名指しで企業名を伝えてそこから紹介してもらうこともできます。
特におすすめのスタートアップニュースサイトはこちらです。
私が一番おすすめするサイトはTHE BRIDGEです。規模問わず色んな業種のベンチャーのニュースを毎日配信しています。
その他私が今でも日々チェックしているおすすめのスタートアップニュースサイトはこちらで紹介しています。
ベンチャー求人の探し方③「イノベーター向け雑誌から見つける」
この方法はそこまで確度は高くないです。雑誌に掲載されるようなベンチャー企業は既に知名度も高く、成長軌道に乗っている企業ばかりです。
なので、新発見はあまりないかもしれません。
私が定期的にチェックしている雑誌は、「FORBES JAPAN」と「事業構想」という雑誌です。
FORBES JAPANは楽天マガジンで定期購読できるのでそこで読んでいて、事業構想は定期的でEブックを購入して、Amazon Kindleで読んでいます。
ベンチャー企業を発掘するというよりかは、ベンチャーのトレンド、成長している企業について業界研究するために読んでいる感じです。
ただ、業界特集というものがたまにあり、そこで優良ベンチャーを知ることもできます。
①、②の方法で情報収集をしていて、余裕がある方におすすめです。
ベンチャー求人の探し方④「プレスリリースサービスから見つける」
ベンチャーは、新しいサービスをローンチしたり、大きな提携したりすると大抵プレスリリースをうちます。
その情報から優良ベンチャー企業を発見するというものです。
これも有効です。ニュースサイトでピックされないような小さな案件も隈なく触れられることが出来るためです。
プレスリリースサービスの最大手「PRTIMES」を登録しておけば、気になる業界のプレスリリースをメールで受信することが出来ます。
転職活動時代は、私もプレスリリースから何回かベンチャーを見つけて、HPから求人情報を見つけて受けました。
新卒でベンチャーには絶対に行かない方がいい?
新卒でスタートアップや小規模ベンチャーに行かない方がいいと思っています。
詳しくはこちらの記事で解説していますが、端的に言うと新卒の場合は「実力や経験がないから」です。
ベンチャーでは創業メンバーのスキルや経験、コネを駆使して最初は軌道に乗せることが最初の目標です。
新卒でベンチャーに就職した場合、そのようなスキル、経験がないのでやれることは限られてしまいます。
こちらの記事が参考になると思いますので是非あわせて読んでみてください!
【優良ベンチャー求人を見つけるには】ベンチャーの将来性・成長性を見極めよ
星の数ほどあるベンチャーの中から、「どうやって優良なところを選べばいいのか?」
確かにその企業が飛躍的な成長するかは誰にもわかりません。上場やバイアウトして、膨大な時価総額を付ける企業に成長するベンチャーは全体の10%もないでしょう。
ただ、転職する際にそのベンチャーが成長しそうか?をある程度見分ける方法があります。
何かの分野においてNo.1を取っているまたはNo.1を目指している
これは、受けるベンチャーが成長しそうか見分ける際に一番重要なポイントです。
すなわち、「独自性」をもって、どこかの分野でトップを目指しているベンチャーです。
反対によくありがちで、あまりおすすめしないベンチャーは、既に同業界の中に多くの強力な競合が存在していて、同じ方法でマーケットを取ろうとしている企業です。
例えば、NetflixやHuluなど、総合型の動画配信サービス市場をあえて選び、そこでこれらの競合に立ち向かおうとしているベンチャー。資金力、ブランド力で既に大きな差がついてしまっているため、この市場で新興企業がトップを取ることは困難でしょう。
狙っている業界内でそこまで強い競合が存在していなかったり、市場が成熟していない場合は、その分野に特化したサービスでNo.1を取ろうとしているベンチャーは成長性はあると考えられます。(ターゲットとしている市場規模にもよりますが)
例えば民泊のマーケットプレイスを作ったAirbnbや、日本でCtoCのマーケットプレイスを提供しているメルカリなどは、ターゲットと分野を絞り、そこでNo.1を取ることを目標としてやってきたからこそ今日の会社規模になっているのだと思います。
テクノロジーを駆使したサービスであること
やはり、飛躍的な成長、爆発的に浸透するサービスを作れるのはITベンチャーです。
「新しい価値」と「テクノロジー」は切っても切り外せない関係です。
企業がいくら「我々はベンチャー企業だ!」と言っていても、「人力で飛び込み営業して、すべて人間がサービス提供するような古典的なビジネススタイル」のような企業はあまりおすすめしません。
本来ベンチャー企業は、自社の技術力、独自性の高いビジネスモデル、サービスモデル、販売方法で勝負をするべきです。
社長や社員から志気が感じられない
いくら企業ミッションやサービスに共感できて、成長性を感じられたとしても、その会社の社長や社員から全く志気が感じらない場合もあまりおすすめしません。
(このケースはあまりないかと思いますが。。)
やはり、これから苦楽を共にしたい!と思える仲間を選ぶべきです。ではないと、転職して何度も立ちはだかる困難を乗り越えれませんし、どこかでモチベーションが切れます。
この条件は転職先を決めるうえで、任意条件ではなく必須条件ですね。
最終的には自分の直感を信じて決めるしかないです。
まとめ:時間かけて優良ベンチャーの求人を探すべき
優良ベンチャーの求人はすぐに見つかるわけではありません。
妥協せずに時間をかけて探すことをおすすめします。(私の場合は転職活動始めてから10ヶ月ぐらいかかりました)
また、「このベンチャーだ!」とビビっと来たら躊躇せず、応募してみてください。
この時代、大半の企業は最初の面接はオンラインで実施しているので、まずは社員の人と話してみて志望度を測ってみては?
※急成長中のスタートアップ・ベンチャーでキャリアは始めたいなら….
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